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【シルクロード】ディアンドル逆襲デモ!
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シルクロードSの追い切りが30日、栗東トレセンで行われた。昨秋のスプリンターズS13着からの巻き返しを期すディアンドルは、坂路単走でラスト1ハロン12秒3と活気ある動きを披露。GI再挑戦に向けて、仕切り直しの一戦で重賞2勝目を狙う。
反撃の2020年が、ここから始まる。ディアンドルは、ソフトな仕上げながらやる気満々。動きを見届けた奥村豊調教師は納得の表情だ。
「馬なりでやりました。ここまで、順調にきたのが何よりです」
意識的に抑えた序盤は頭を振って行きたがる面を見せたが、ペースが上がった2ハロン目からはリズムよく登坂。力強いフットワークでぐんぐん加速し、馬なりで4ハロン54秒6-12秒3でまとめた。22日には、坂路での1週前追い切りで自己最速タイの4ハロン52秒4-12秒0をマーク。4カ月ぶりの始動戦に向けて、仕上げに抜かりはない。
GIに初めて挑戦した前走のスプリンターズSは中団からじりじり後退して13着。前半3ハロン33秒5の速い流れや、道中で内と外からプレッシャーを受けてもまれる形に戸惑った。トレーナーが「GIの壁かなと思います」と振り返る一戦の後は、成長を促すために休養に専念した。
「馬体は恵まれていたのでさほど変わらないですが、より筋肉質になりました。気持ちの面ではさらに前向きになって、短距離の適性が出てきたように感じます」
明け4歳を迎えて、よりスプリンター仕様に進化した。しかも、今回は昨年5月に重賞・葵Sを制した京都芝1200メートルが舞台。これまでのレースぶりから、時計がかかる今の京都の馬場もプラスに働きそうだ。
「(ハンデ55キロは)能力があるという判断をしてもらったと思います。(高松宮記念は)目標に入ってくると思いますが、(今回の)レース内容は大事になってくると思います」と奥村豊師は結んだ。ここまで8戦5勝2着2回と、前走のGIを除いて常に好走してきたディアンドル。反攻態勢を整えた試金石の一戦で、優等生街道に舞い戻る。 (川端亮平)
★シルクロードSの出走馬はこちら 調教タイムも掲載
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