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日曜日に行われる日経新春杯の出走馬について、血統的な舞台適性の有無を1頭ずつシンプルに考察していきます。予想の際にお役立てください。
①メロディーレーン
母は丹頂S(札幌芝2600m)の勝ち馬で、父は三冠馬のオルフェーヴル。母父のモティヴェーターは現役時に英ダービーを制し、種牡馬としては凱旋門賞連覇などG1 6勝のトレヴを送り出している。力を要する馬場の持久力勝負に適したタイプとみていいだろう。父系祖父ステイゴールドの隔世遺伝からくるものなのか、小兵と称するのもためらうほどの小さな馬体がネックではあるが、49キロの軽ハンデならば、その弱点をクリアする可能性もある。浮上の場面があってもおかしくはない。
②レッドジェニアル
さかのぼると、1907年に輸入されたフロリースカップにたどり着く名門牝系。代々重ねられてきた種牡馬として、本馬の父キングカメハメハなど、5頭の日本ダービー馬が名を連ねる。母は2008年のフローラSを制し、2010年の当レースで3着と好走。本馬自身も京都新聞杯を制しているように、大箱コースとは相性がいい。ただ、在来牝系の出自ゆえに本質は野芝がしっかりと効いた馬場がベター。野芝の状態が悪く、洋芝優位となっている今の京都コースでは、最後の詰めが甘くなる可能性もある。勝ち切れない場面は想定しておいたほうがいいだろう。
③マスターコード
ハービンジャー×サンデーサイレンスというオーソドックスな組み合わせ。叔父にはマイルCSと香港マイルを制したハットトリックがいる。ただし、本馬はリボー系×ダマスカス配合の祖母の影響が濃いためか、持久力を末脚に凝縮したかのような仕様になっており、これまでと同じスタイルでは勝負どころで後手を踏む可能性が高い。この舞台で上位争いに食い込むには、相応のスタミナを必要とする展開や馬場、あるいは自身から積極的に動いて、消耗戦に持ち込むかたちが必須となろう。
④レッドレオン
母のレッドエルザは未勝利に終わったが、その全兄イングリッシュチャンネルはBCターフなど6つのG1を制覇。祖母の全姉も米G1を制しており、想像以上に血統的価値は高い。ディープインパクト×米国ミスプロ系の配合は昨年の勝ち馬グローリーヴェイズと同じ。ミスプロ系×ヌレイエフ系の肌馬に父を重ねたパターンは、ヴィルシーナとヴィブロスの姉妹と共通する。古馬重賞初挑戦といえども、侮ってはいけない存在だ。
⑤チェスナットコート
父のハーツクライは2013年の勝ち馬カポーティスターを輩出。父母父であるトニービンの当レース相性も良い。ヘイローのインブリードを有し、ノーザンダンサー系とミスプロ系を組み合わせた母を持つ父産駒という点はシュヴァルグランと共通。母系にリボー系種牡馬を内包しているところは、フェイムゲームを想像させる。淀の長丁場にマッチした血統構成といえよう。ただ、昨秋以降は4戦連続1秒以上敗退と精彩を欠く近走。前回より相手が強くなるG2で上位圏内に足りるかどうか。積極的には手が出ない。
⑥モズベッロ
ディープブリランテ×ハーランズホリデーの組み合わせ。スピードの持続力と馬力が強調された配合に、機動力に優れたヘイローの多重クロスを併せ持つことから、キレよりも長くいい脚を求められる今回の舞台に適したスキルを備えているものと推察される。米G1勝ち馬の母を擁する牝系の系譜も悪くなく、ポテンシャルの面で大きな差はない。持ち前のパワーが優位に働く競馬質になれば、上位進出の目もありそうだ。
⑦タイセイトレイル
祖母はシンコウラブリイで、その父はニジンスキー直仔のカーリアン。そこにシンボリクリスエス、ハーツクライを重ねている。中距離以上の持続力勝負で能力を発揮するタイプとみていい。やや母方の持久力が強く出ているぶん、後半のスピード勝負になると辛い面がある一方で、上がりを要する展開と化せば、上位圏内まで視野に入る。祖母の子孫にセカンドクラスの重賞で活躍した面々が並んでいることを踏まえると、G1→G2の臨戦過程も好材料。警戒を怠れない1頭だ。
⑧エーティーラッセン
近親にステイヤーズS2着など重賞戦線で活躍したアラバンサ、重賞4勝のほか菊花賞でも3着に健闘したエアエミネムがいる筋の通った牝系。その反面、近い親族の重賞勝ちは2003年産経賞オールカマーのエアエミネムが最後で、ここに入ると活力的に見劣る印象は否めない。サマーバード産駒の当該コース成績が奮わない点も懸念材料だ。ニジンスキー(5×3のクロスを内包)独特の粘り強さは評価できるものの、相応の決め脚を求められる京都芝2400m、それも相手強化のG2では厳しいだろう。
⑨ロードヴァンドール
父はスピードの持続力に優れたダイワメジャー。その父に、パワーと持続力に長けたストームキャット×リボー系の肌馬を重ね、上質の機動力を生み出している。一方で、パワー色の強い牝系の血脈が影響しているせいか、根幹距離でラストの決め脚勝負になると分が悪い。持ち味を活かすには、一昨年の2着時と同様に先手をとって我慢比べに持ち込むか、あるいはロングスパートを仕掛けることが不可欠となる。
⑩サイモンラムセス
しぶとさが身上のブラックタイドを父に持ち、母はマヤノトップガン×リアルシャダイという、持久力に優れたロベルト系同士の配合馬。一定以上のスタミナを問われる現在の京都芝コースの傾向を踏まえると、それなりの適性を備えているものと考えられる。ただ、近い親族をみるとプライドキムやシスティーナあたりが最たる存在。それゆえ、G2では活力の面で物足りない。ましてや、昨年3月以来の実戦。上位争いを期待するのは酷だろう。
⑪サトノガーネット
母はノネット賞3着の実績を持つフランス産馬。母父は仏2000ギニーの勝ち馬で、その父フェアリーキングはサドラーズウェルズの全弟。重ねて母母父は欧州ロベルト系と、小柄なディープインパクト産駒ながらも、力を要する馬場に適した血統構成とみていいだろう。その点、時計がかかる今の京都芝コースはフィットする可能性もある。脚質的にアテにしづらいが、その一方でハマッた時の威力は抜群。注文が叶うようなら出番はある。
⑫スズカディープ
父のディープインパクトは京都芝外回り重賞で多数の活躍馬を輩出。近親に高松宮記念勝ちのスズカフェニックスがいる牝系についても見劣りしない。その一方で、母父にボールドルーラー系種牡馬を持つ馬の当該コース成績が芳しくない点は気がかり。相手強化で一変のケースが少ない父産駒の特徴を鑑みると、OP特別8着→G2の臨戦過程も大きな不安材料となる。加えて、約8か月ぶりの実戦ではいかにも分が悪い。
⑬アフリカンゴールド
父は近年の日経新春杯で産駒が好パフォーマンスを示しているステイゴールド。半兄のアフリカンストーリーはドバイワールドカップの勝ち馬と、額面上の構成は文句なし。一族をひも解くと経験を積みながら力をつけていくタイプが多い。本馬も例に漏れず、去勢したことで気性の難しさが解消されつつあり、安定して走れるようになっている。昨年の当レースで大敗を喫しているが、ノーカウントととらえてもいいだろう。父系、母系ともに奥手の血統とあって、まだ強くなる可能性を秘めている。要注目の1頭だ。
⑭プリンスオブペスカ
チーフベアハート×ゴールデンフェザントの肌馬にハーツクライを掛け合わせているのだから、備えている持久力はかなりのもの。タフなコースを好むタイプであるうえに、父、母ともに当レースと好相性のグレイソヴリンの影響が濃く、相応の舞台適性を秘めているのは間違いない。ただ、近い親族をみると、ヘッドシップやボールドノースマンあたりが上位の存在で活力不足の印象。OP特別11着→G2の臨戦で一気にパフォーマンスを上げてくることは考えづらい。馬券圏内までには至らないのではないか。
ウマニティ重賞攻略チーム
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