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また大きな足跡を刻んだ。デビュー5年目の藤田菜七子騎手(22)=美・根本=が11日、中山6R(4歳上1勝クラス、ダ1800メートル)をエンドーツダで勝ち、地方交流10勝を含めて通算101勝に到達。見習い騎手の減量卒業を果たした。
「いつもよりゲートで落ち着いていたので、しっかり出てくれました。道中は少し行きたがり、折り合いに苦労したけど、外に出てからはいい脚を使ってくれました」
通算100勝で昨年を終え、新年に向けて「次の一勝を目指し、ひと鞍ひと鞍を大事に乗ることに変わりありません」と話していた菜七子が、今年初勝利をもたらしたパートナーをたたえる。好位のインに付け、勝負どころで外から他馬が仕掛けてきても冷静沈着。直線であいたスペースを突き、あっさり2馬身半差突き抜けた。
昼休みに行われた「2019年度厩舎関係者表彰」の表彰式でフェアプレー賞を初受賞し「狙っていた賞だったので、とてもうれしいです。関係者やファンの皆さまに感謝したいと思います」と菜七子。感謝の思いを胸に、次節の18日からは女性騎手による2キロの減量のみの戦いとなる。
「2キロ減になるけれど、それでも変わらず、しっかり依頼をいただいて、乗せていただけるように頑張ります」
新たなステージでも、目の前の一勝を追い求めていく。 (千葉智春)
★「藤田菜七子騎手の特集ページ」はこちら!フォトギャラリーなど菜七子の魅力が満載!
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