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【日刊中山金杯】“復活”ミルコでトリオンフV

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【日刊中山金杯】“復活”ミルコでトリオンフV

 中山金杯が5日、中山競馬場で17頭によって争われ、2番人気のトリオンフが2番手から抜け出して重賞3勝目を挙げた。ミルコ・デムーロ騎手は、三浦騎手の落馬で急きょ回ってきたチャンスをきっちりと生かした。2着はウインイクシードで、1番人気のクレッシェンドラヴは7着に敗れた。

 人馬ともに完全復活の2020年へ-。寒風を切り裂き、熱い思いを込めた左ステッキがうなった。“代打”のミルコ・デムーロ騎手が、トリオンフを3つ目の重賞タイトルへと導いた。

 「コーセー・ミウラはかわいそう。けががないといいね。馬は良かったし、(今年)最初の重賞を勝つことができてうれしい」

 7Rで落馬負傷した三浦騎手に代わって急きょの騎乗。前任者を気遣いつつ、率直に喜びを口にした。わずかな時間で須貝調教師と打ち合わせを行い、「ワンペースな馬だから早めに追い出した方がいい」と特徴を確認。早々に逃げ馬をかわして先頭に立ち、後続の追撃を振り切った。

 「持久戦になると強い馬。(トップハンデの)58キロが微妙にどうかと思っていたが、ミルコが理想的な競馬をしてくれた」と指揮官。一昨年の小倉記念V後、屈腱炎に見舞われて1年以上の休養を余儀なくされたが、見事によみがえった。「あとは脚元がどうかだけ。そこさえどうもなければ、もっと上を目指してやっていきたい」。今後も中距離路線で目が離せない存在になりそうだ。

 昨年、通年免許取得後で最少のJRA91勝に終わった鞍上は、東京大賞典オメガパフューム)に続く2週連続での重賞制覇。昨年5月のオークスラヴズオンリーユー)以来となる14年連続でのJRA重賞Vを飾り、にわかに逆襲ムードを高めている。年初から美浦を拠点にしているのも新たなチャレンジのひとつ。「(昨年は)ボクも苦しかった。もっとうまいジョッキーになりたい。もうちょっと勝ちたい。もうちょっと頑張りたい」。勝利の味を思い出しただて男は、貪欲に次のビッグタイトルを追い求める。 (漆山貴禎)

トリオンフ 父タートルボウル、母メジロトンキニーズ、母の父ダンスインザダーク。黒鹿毛のセン6歳。栗東・須貝尚介厩舎所属。北海道洞爺湖町・レイクヴィラファームの生産馬。馬主は(有)桑田牧場。戦績18戦7勝。獲得賞金2億2624万2000円。重賞は2018年GIII小倉大賞典、GIII小倉記念に次いで3勝目。中山金杯は須貝尚介調教師、ミルコ・デムーロ騎手ともに初勝利。馬名は「凱旋(仏語)」。



★5日中山11R「中山金杯」の着順&払戻金はこちら

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