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有馬記念が22日、中山競馬場で16頭によって争われ、2番人気でダミアン・レーン(25)=オーストラリア=騎乗のリスグラシューが直線で豪快に伸び、GI3連勝で引退の花道を飾った。矢作芳人調教師(58)=栗東=は有馬記念初出走でV。牝馬での春秋グランプリ制覇は史上初で、年度代表馬を当確とした。1番人気アーモンドアイは自己ワーストの9着に沈んだ。
日本最強馬、いや世界最強馬が、暮れの中山で誕生した。現役最終戦のリスグラシューが、次元の違う末脚でGI馬11頭の有馬記念史上最強メンバーをなで切り。GI6勝牝馬アーモンドアイと、最初で最後の直接対決で2着に5馬身差をつける衝撃V。レーン騎手はゴール直前からガッツポーズを繰り出した。
「宝塚記念からコックスプレートの間に成長を感じましたが、さらに成長していました。今まで騎乗した中で一番の馬ですし、世界一になれたかもと感じました」
道中は中団のラチ沿いで経済コースを追走。最後の4コーナーで動いたサートゥルナーリアの後ろを追うように、馬群の外へ進路を取った。「手応えが良すぎたので、外に出して馬の能力に任せた」好判断。上がり最速の3ハロン34秒7の末脚で、内で伸びを欠くアーモンドアイなどを丸のみ。牝馬史上初の春秋グランプリ制覇を成し遂げた。
今年、初めてJRAの短期免許を取得した鞍上は、春に規定の期間が終了していた。しかし宝塚記念、コックスプレート(JRAが国内で馬券発売を行ったオーストラリアGI)をリスグラシューとのコンビで制したことで基準をクリア。有馬記念当日の1日限定で、免許交付が認められた。可能性を探り、騎乗を実現させた矢作調教師の執念に最高の形で応えた。
「アーモンドアイを倒してこそ本当の日本一といえる、と思っていました」というトレーナーの勝負仕上げも生きた。1週前に速い時計を出して当週はサラッと…いうパターンを崩し、11日に坂路4ハロン51秒6、18日に同51秒3と続けて好時計。「最後の競馬で悔いを残したくないと思い、併せ馬にしました」という細やかな工夫が結実し「さらに進化していると感じた。自分の目が正しかったことがうれしかった」と目を細めた。今年のGIを3勝した馬はただ1頭。念願の年度代表馬に当確ランプがともった。
「一生に一度は年度代表馬に選ばれたいと思っていましたし、チャンスは大きくなったかなと思います」。この後は福島・ノーザンファーム天栄に移動。来年1月19日に京都競馬場で引退式が行われる予定だ。厩舎開業15年目で初めて挑んだ有馬記念を制した矢作調教師は「ありがとうという言葉しかありません。史上まれに見る名馬です」と目を潤ませた。GI3連勝、アーモンドアイ撃破という強烈なインパクトを残して、怪物牝馬がターフに別れを告げた。 (山口大輝)
★22日中山11R「有馬記念」の着順&払戻金はこちら
★入場&売り上げ
有馬記念の売り上げは468億8971万4600円で、史上最多のGI馬11頭参戦の効果もあり、対前年比107・4%とアップした。これで今年の平地GIは23レースを終了し、売り上げ増は14レース目。入場者数は9万374人で前年比90・2%と減少した。
リスグラシュー 父ハーツクライ、母リリサイド、母の父アメリカンポスト。黒鹿毛の牝5歳。栗東・矢作芳人厩舎所属。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬。馬主は(有)キャロットファーム。戦績22戦7勝(うち海外3戦1勝)。獲得賞金12億1720万100円(うち海外3億2981万9100円)。重賞は2016年GIIIアルテミスS、18年GIII東京新聞杯、GIエリザベス女王杯、19年GI宝塚記念、豪GIコックスプレートに次いで6勝目。有馬記念は矢作芳人調教師、ダミアン・レーン騎手ともに初勝利。馬名は「優美な百合(仏語)。母名より連想」
コメント投稿
コメントの投稿は会員登録(無料)が必要です。georgeYama|2019年12月23日 20:39 | (1) |
もう一度やっても勝ちそうだ、最終コーナー出口の外への進路取り、見事なワープでした。
ドン|2019年12月23日 6:19 | (2) |
素晴らしい馬です
レース情報
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リスグラシュー(父ハーツクライ)
GI3連勝
宝塚記念・コックスプレート・有馬記念(アーモンドアイに圧勝)
年度代表馬は確実!!