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【中山大障害】レース展望

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【中山大障害】レース展望

 中山では土曜メインにJ・GIの中山大障害(21日、4100メートル=直線芝)が組まれている。障害界の絶対王者オジュウチョウサンが休養に入ったため不在で混戦模様だが、その主戦の石神深一騎手が騎乗するという点で注目したいのがシンキングダンサー(美浦・武市康男厩舎、牡6歳)。鞍上は昨年ニホンピロバロンで勝っており、J・GIを7連勝中というのが実に心強い。馬の実績も上々。重賞制覇は2017年のJ・GIII東京ジャンプS1回のみだが、中山大障害は17、18年ともに4着と上位に入り、今春のJ・GI中山グランドジャンプでもオジュウチョウサンの2着に好走している。その後も東京ジャンプS3着、J・GIII阪神ジャンプS2着、オープン・秋陽ジャンプS1着と堅実に走っている。

 シングンマイケル(美浦・高市圭二厩舎、セン5歳)はJ・GIII東京ジャンプS、J・GII東京ハイジャンプと重賞を連勝中。大障害コースの経験がないので、その克服が大きなポイントになるが、勢いがあるだけにチャンスは十分ありそうだ。

 同じく大障害コースは初めてだが、ディライトフル(栗東・大久保龍志厩舎、セン8歳)も侮れない。障害転向後、未勝利、オープンと連勝。続くペガサスジャンプSは3着に敗れたが、その後、清秋ジャンプSを勝ち、前走のJ・GIII京都ジャンプSで重賞初制覇。キャリアは浅いが、センスの良さは侮れない。

 メイショウダッサイ(栗東・飯田祐史厩舎、牡6歳)は2走前のJ・GIII小倉サマージャンプで重賞初制覇を飾り、前走の東京ハイジャンプでも2着と好走。大崩れしないので上位が望める。

 前走のイルミネーションジャンプS5着が案外だったが、昨年のGIII七夕賞、2走前の阪神ジャンプSと平地&障害両カテゴリーで重賞制覇があるメドウラーク(栗東・橋田満厩舎、牡8歳)も興味深い存在だ。

 他では、16、17年ともに3着など大障害コースの経験が豊富なルペールノエル(栗東・藤原英昭厩舎、牡9歳)あたりも上位争いに加わっても不思議はない。



中山大障害の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載

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