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【有馬記念】アーモンドアイ、最強証明!GI馬11頭決戦


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【有馬記念】アーモンドアイ、最強証明!GI馬11頭決戦

 さあ、有馬ウイークに突入だ。中央競馬の一年の総決算、有馬記念が22日、中山競馬場で行われる。今年はレース史上最多のGI馬11頭が出走を予定しているが、主役は、ファン投票1位のGI6勝馬アーモンドアイ(美浦・国枝栄厩舎、牝4歳)。香港遠征を取りやめた影響はなく、15日も茨城・美浦トレセンで元気いっぱいの姿を見せた。体調に不安はなく、令和最初のグランプリを制して、歴史的名馬への階段を駆け上がる。

 現役最強、いや史上最強牝馬の座を目指して、いよいよアーモンドアイが令和最初の有馬記念に登場する。レース史上最多のGI馬11頭がそろう豪華グランプリ。勝てば史上最多のGI7勝目となり、ディープインパクトなど名だたる名馬6頭に肩を並べる。

 「すごいな、と思う馬でも、レースを使っていけばリミットが見えてくるもの。それなのにアーモンドアイは、いつも“エッ”て驚いちゃうよ」

 厩舎を開業して30年。3冠牝馬アパパネなどを育て、GI16勝を誇る名トレーナーの国枝調教師をしても、いまだ彼女の強さをつかみ切れていない。

 昨年の牝馬3冠、衝撃の世界レコード勝ちのジャパンカップ。今年も安田記念こそ不利があって3着に負けたが、ドバイターフと天皇賞・秋を圧倒的な強さで制してきた。2年連続で10万票を超えるファン投票を集めての1位選出は、アーモンドアイの走りがファンを魅了してきたからだ。

 「ファン投票1位というのは、みんながその馬が有馬記念を勝つところを見たいということ。アーモンドアイには、他の馬にないようなものがあると、感じているんだろうね。勝ちっぷり、うなるような走り、すごさ。みんなが見たいよね」

 11月29日に軽い発熱のため香港遠征(香港カップ)を取りやめた。その後は状態を見極めて、今月10日にグランプリ出走へゴーサインが出た。出走するからには中途半端な状態では出せない。それも1週前追い切りで力強い走りを見せて不安を払拭した。

 15日は午前9時頃にウッドチップコースに登場。ゆったりした走りからラスト1ハロン14秒5と軽く伸ばした。スタンド4階の定位置で双眼鏡をのぞき、動きを確認した国枝師は「まったく問題なし。変に高ぶることもないし、いつもと同じだね」と満足そうな表情を見せた。

 「あとは無事に1週間いってくれればいい。ライバルはそりゃあ、リスグラシューとか対戦していない馬もいるからね。でもここを勝って2年連続で年度代表馬になれたらいいね。来年のことはまだわからないけど、3年連続なんて、なれたらすごいよな」

 シンザンも、シンボリルドルフディープインパクトも成し遂げていない3年連続年度代表馬。アーモンドアイならそれも可能かもしれない、と思わせる。まずは今年の有馬記念を勝って、昨年に続く年度代表馬の座を確実なものにする。 (柴田章利)



有馬記念の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載

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