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【東西現場記者走る】レッドベルジュール貫禄!


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【東西現場記者走る】レッドベルジュール貫禄!

 密着取材でGI勝ち馬を探る連載『東西現場記者走る』。朝日杯FSは、大阪サンスポの斉藤弘樹記者(40)が担当する。連載3日目は、2連勝中のディープインパクト産駒レッドベルジュールに注目した。デビュー戦から陣営の思惑通りの成長を遂げており、父譲りの末脚を繰り出せれば、無敗の戴冠も十分に狙えそうだ。

 追い切り日の朝は、前日に続いて気温2度と冷え込んだが、有馬記念の1週前追いも続々と行われ、調教スタンドは寒さを忘れるほど熱気に包まれていた。

 朝日杯FSは2017年ダノンプレミアム、18年アドマイヤマーズと、2年続けて無敗馬が勝利。そこで連載3日目に注目したのは、新馬戦-D杯2歳Sと連勝中のディープインパクト産駒レッドベルジュールだ。

 管理する藤原英厩舎はJRA重賞通算52勝を誇る名門だが、意外なことに開業19年目にして、同馬が初の2歳重賞ウイナー。馬の成長を待ちながらじっくりと育成する厩舎において、異色の存在といえる。トレーナーを直撃すると「まだつくって(攻めて)いないなかで結果が出ているのは、能力があるから。まだ2歳だし、これからだけど、現時点ではいい感じだよ」と秘める素質を評価。この日、初めてパートナーに対面したスミヨン騎手も「本当に2歳? と思った。3歳馬っぽく見えたし、体も成長できている感じ」と好印象を感じ取っていた。

 ターゲットは、開門から約1時間後の8時過ぎに芝コースに登場。スミヨン騎手を背に、道中はディープサドラーズ(3歳1勝クラス)を前に置いて折り合いを重視。4コーナーで内に入ると、馬なりで併入に持ち込んだ。時計は5ハロン69秒5-11秒9。鞍上は「ウオームアップの時は少しストレスをためている感じはあったけど、追い切りは指示通りに動いていたし、難しさもなかった」と合格点を与えた。

 2番手から抜け出したデビュー戦と違い、前走のD杯2歳Sはやや立ち遅れて後方2番手からの競馬となったが、直線は最内を突いて鮮やかに差し切った。「うまく内があいたから」と指揮官は控えめに振り返るが、4カ月半の休養を経て、馬体重28キロ増でのV。「夏に使って、(一度)休ませたのは予定通り。増えていたのはいいことだし、いい成長曲線を描いている。条件さえそろえば勝ち負けできていい」と手応えも口にする。

 2戦続けてマークした上がり3ハロン33秒8の決め手はメンバー屈指。ただ、先週までの阪神の高速馬場の傾向からも、あまり後方からでは届かない不安は拭いきれない。指揮官も「今の阪神なら、真ん中より内のいい枠が欲しい」とロスの少ない競馬を望む。金曜に決まる枠順や展開なども大きなポイントとなりそうだ。

 (斉藤弘樹)



朝日杯FSの特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載

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