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【朝日杯FS】レース展望


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【朝日杯FS】レース展望

 阪神競馬場では日曜メインに朝日杯フューチュリティS(15日、芝1600メートル)が行われる。年末のホープフルS(28日、中山、芝2000メートル)と並んで2歳王者を争うGIだ。

 今年の主役はデビュー2戦2勝のサリオス(美浦・堀宣行厩舎、牡)が務める。6月東京の新馬戦の勝ちっぷりが鮮烈だったが、前走のサウジアラビアロイヤルCも圧巻の2歳コースレコードV。初陣と比べて3ハロンの通過ラップが3秒2も速かったにもかかわらず、ラスト3ハロンを同じ33秒1でまとめてくるのだから潜在能力だけでなく、成長力も素晴らしい。540キロの馬体も迫力満点。初の長距離輸送や右回りに課題はあるが、それすらあっさりクリアできそうな逸材だ。

 デイリー杯2歳Sを勝ったレッドベルジュール(栗東・藤原英昭厩舎、牡)も2戦2勝馬。出負けしたGIIの前走は後方2番手から最内を突いて鮮やかに抜け出した。Vタイム1分34秒5は開催が10月から11月になってからの6回では最速。今回も乗り替わりとなるが、鞍上がエリザベス女王杯ラッキーライラック)、香港マイルアドマイヤマーズ)を制したクリストフ・スミヨン騎手なら頼もしい。

 タイセイビジョン(栗東・西村真幸厩舎、牡)も秘めたスピードと瞬発力は前記2頭に引けを取らない。前走の京王杯2歳Sは2歳コースレコードの1分20秒8で快勝。函館2歳Sでも2着に入ったほどのスピードがあるが、1200メートルは忙しそうに映っただけに、距離は短くするよりも延びた方が良さそう。初のマイルもこなせそうだ。この馬と初コンビを組む武豊騎手にとっても、JRA・GIコンプリートはこの朝日杯FSホープフルSだけで、勝てば完全制覇にリーチがかかる。

 函館2歳王者のビアンフェ(栗東・中竹和也厩舎、牡)は前走の京王杯2歳Sで2着に入り、1400メートルまでにはめどを立てた。あと1ハロンの距離延長が大きな鍵となるが、この2歳世代が初年度のキズナ産駒は大活躍で、マルターズディオサが前週の阪神ジュベナイルフィリーズ2着に入り、底力も示しており、チャンスは十分だ。

 未知の存在がデビュー2戦2勝のタガノビューティー(栗東・西園正都厩舎、牡)。芝の経験はないが、同様にダート2戦2勝で挑んだ2013年のアジアエクスプレスが勝ったこともある(当時の舞台は中山芝1600メートル)。同じヘニーヒューズ産駒だけに侮れない。

 他にもデイリー杯2歳S2~4着のウイングレイテスト(美浦・青木孝文厩舎、牡)、ペールエール(栗東・安田隆行厩舎、牡)、トリプルエース(栗東・斉藤崇史厩舎、牡)に、ききょうSを勝ったプリンスリターン(栗東・加用正厩舎、牡)、もみじS快勝のラウダシオン(栗東・斉藤崇史厩舎、牡)など、伏兵のレベルもなかなか高い。



朝日杯FSの特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載

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