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中央競馬ニュース
5回阪神開幕週ならびに土曜日の阪神芝のレース結果、近年の阪神ＪＦの結果をもとに、馬場や血統のバイアスを考察していきます。予想の際にお役立てください。
週初にまとまった雨が降ったものの、その後は週中にパラついた程度で、火曜日以降の雨量は実質ゼロ。だが、金曜日にしっかりと散水作業を施したことや気温の低下も重なり、土曜日の芝コースは良馬場（ＪＲＡ発表）ながらも含水多めのコンディションでスタートした。
水分を含んだ芝の重さが影響したせいか、前半のレースでは外めから進出した馬が体力を削がれる格好となり、直線で伸びあぐねるシーンが続出。対照的に内めを進んだ馬の粘り腰や伸び脚が目についた。
とはいえ、馬場の乾きが進むにつれ、隊列の中～外めから押し上げる馬の好走が増加。メインレースのリゲルＳでは2ケタ馬番の馬が上位を独占している。
脚質については、土曜日の決着だけを見るとやや差し優勢。内に進路をとった先行勢が幅を利かせているようにも思えるが、それは内回りのお話。その内回りにしても、昨日の特別戦2鞍の2着馬はともに直線で中～外に進路をとった待機組だった。
日曜日午後からの降水確率は10％。雨の心配はしなくてもよさそう。となれば、日曜日も似たような傾向が続く可能性は高い。決め脚上位の馬であれば、中団からの差しも十分に間に合うコンディションとみるべきだ。
馬場が乾けば乾くほど、高速上がりが出やすく、スムーズに進出（加速）できるスペースを確保できるかどうかが肝となる阪神外回り芝コース。それゆえ、枠順に関しては意識を中～外に強めたほうがベター。なかでも、2ケタ馬番の決め脚上位の馬が優位と考えたほうがいいかもしれない。
血統面については、5回阪神開催における芝1600ｍ戦の結果を検証すると、父方ではキングマンボ系とサンデーサイレンス系が堅調。とりわけ主流系統の好走例が多い。ほかでは米国系のパワー＆スピード型種牡馬を父または母父に持つ馬の健闘も目を引くものがある。
また、近年の阪神ＪＦの上位馬を振り返ると、父方ではディープインパクト、ステイゴールド（直仔種牡馬を含む）、ダイワメジャー、キングカメハメハ（直仔種牡馬を含む）などの主流どころが好調。父あるいは母父にノーザンダンサー系種牡馬を持つ馬も攻勢を強めており、該当する馬は相応の警戒が必要だ。
直近阪神開催ならびに近年の当レースの傾向を合わせて考えると、キングマンボ系またはサンデーサイレンス系の主流どころを父に持ち、なおかつ母父にノーザンダンサー系種牡馬あるいは米国系のパワー＆スピード型種牡馬を持つ馬に照準を合わせるべきだろう。
ただ、今回の出走メンバーと照らし合わせてみると該当馬が多い印象。もうひとつフィルターをかけて、近年の好走馬の多くに共通する、前走上がり3ハロン2位以内かつ連対を果たしていた馬に的を絞りたい。
出走馬で血統面と先述した馬場傾向（2ケタ馬番）の要点をともに満たしているのは、⑩クラヴァシュドール、⑮リアアメリア。よって、当欄ではこの2頭を注目株として推奨する。
ウマニティ重賞攻略チーム
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