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【香港国際競走】レースの注目点


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【香港国際競走】レースの注目点

★香港国際競走に今年も日本馬が大挙参戦 ウインブライトなど9頭が出走予定



 12月8日、香港のシャティン競馬場で香港国際競走が実施される。今年は4レースに9頭の日本馬が参戦予定となっており、同舞台で4月に行われたクイーンエリザベスII世Cを制しているウインブライト(牡5歳、美浦・畠山吉宏厩舎)が香港C(G1)に出走を予定している。



 また、香港ヴァーズ(G1)にはディアドラ(牝5歳、栗東・橋田満厩舎)、ラッキーライラック(牝4歳、栗東・松永幹夫厩舎)など3頭、香港マイル(G1)にはアドマイヤマーズ(牡3歳、栗東・友道康夫厩舎)、インディチャンプ(牡4歳、栗東・音無秀孝厩舎)など4頭、香港スプリント(G1)にはダノンスマッシュ(牡4歳、栗東・安田隆行厩舎)が出走予定。香港国際競走では2016年を最後に日本馬の勝利はないが、GI馬7頭を含む9頭の豪華メンバーで挑む今回、3年ぶりの勝利を挙げることができるだろうか。



★再び香港でG1タイトル獲得なるか クイーンエリザベスII世Cの覇者ウインブライト



 ウインブライト(牡5歳、美浦・畠山吉宏厩舎)は4月にクイーンエリザベスII世C(G1)を制しており、同じシャティン競馬場・芝2000m戦の香港C(G1)でその再現を狙う。クイーンエリザベスII世Cと香港Cの双方を勝てば日本馬では初の快挙となるが、ウインブライトは再び香港でG1タイトルを手にすることができるだろうか。



 また、迎え撃つ地元の香港勢は2017年の覇者タイムワープ(セン6歳、香港・A.クルーズ厩舎)、昨年の勝ち馬グロリアスフォーエバー(セン5歳、香港・F.ロー厩舎)などが出走を予定している。2頭は父Archipenko、母Here To Eternityの全きょうだいで、前走の香ジョッキークラブC(G2)ではタイムワープが7着、グロリアスフォーエバーが9着に敗れているが、巻き返しを見せて2度目の香港C制覇を遂げることができるだろうか。

★日本勢はマイルG1馬4頭の豪華布陣 “マイルGI”年間3勝目を狙うインディチャンプ



 香港マイル(G1)に出走予定の日本馬はアドマイヤマーズ(牡3歳、栗東・友道康夫厩舎)、インディチャンプ(牡4歳、栗東・音無秀孝厩舎)、ノームコア(牝4歳、美浦・萩原清厩舎)、ペルシアンナイト(牡5歳、栗東・池江泰寿厩舎)の4頭で、いずれも“マイルGI”で優勝経験がある。香港マイルでは過去10年で地元の香港勢が9勝を挙げており、2015年のモーリス以降、日本馬の勝利はないが豪華布陣で挑む今回、4年ぶりの勝利を挙げることができるだろうか。



 インディチャンプは今年、安田記念(GI)、マイルチャンピオンシップ(GI)を制しており、香港マイルを勝てばタイキシャトル(1998年)、モーリス(2015年)以来の“マイルGI”年間3勝となる。また、アドマイヤマーズが勝てば、香港マイルがG1に昇格した2000年以降では初となる3歳馬の優勝、ノームコアが勝てば2000年サンライン以来19年ぶり2度目の牝馬による優勝となる。



★3連覇を狙うビューティージェネレーション 前哨戦を制したワイククも参戦予定



 ビューティージェネレーション(セン7歳、香港・J.ムーア厩舎)には、香港マイル(G1)3連覇がかかる。同馬は昨年4月のチャンピオンズマイル(G1)から重賞10連勝を飾ったが、前々走のシャティントロフィー(G2)で3着となり連勝がストップ。前走の香ジョッキークラブマイル(G2)も3着に敗れている。香港マイルを3連覇すればグッドババ(2007~09年)以来2頭目となるが、ビューティージェネレーションは今年も香港マイルを制すことができるだろうか。



 また、ワイクク(セン4歳、香港・J.サイズ厩舎)はシャティントロフィー2着、香ジョッキークラブマイル1着と2戦連続でビューティージェネレーションに先着している。香ジョッキークラブマイルの勝ち馬は、過去10年の香港マイルで3勝、2着2回の好成績を残しているが、ワイククは今回もビューティージェネレーションを破ることができるだろうか。

★父子二代で香港スプリント制覇なるか ロードカナロア産駒のダノンスマッシュ



 香港スプリント(G1)はG1に昇格した2002年以降、地元の香港勢が14勝を挙げており、遠征馬の優勝は2010年のジェイジェイザジェットプレーン(南アフリカ)、2012・13年に連覇した日本馬ロードカナロアの2頭のみとなっている。



 今年の香港スプリントには、日本からロードカナロア産駒のダノンスマッシュ(牡4歳、栗東・安田隆行厩舎)が出走予定となっている。同馬は芝1200m戦で7戦4勝2着1回という成績を挙げているが、父子二代で香港スプリントを制すことができるだろうか。Vなら、日本馬初の同一海外G1親子制覇となる。なお、同馬に騎乗予定のL.デットーリ騎手は香港国際競走4レースのうちスプリントを除く3レースで勝利を挙げており、香港国際競走“完全制覇”がかかっている。



★ミスタースタニング&ディービーピンは今年も参戦 前哨戦を制した3歳馬エセロにも注目



 香港スプリント(G1)は2017・18年と2年連続で1着ミスタースタニング、2着ディービーピンという決着になっており、今年もミスタースタニング(セン7歳、香港・F.ロー厩舎)、ディービーピン(セン7歳、香港・J.サイズ厩舎)は揃って出走を予定している。前哨戦の香ジョッキークラブスプリント(G2)ではディービーピンが6着、ミスタースタニングは8着に敗れているが、前哨戦から巻き返して今年も好走することができるだろうか。



 また、重賞初挑戦となった香ジョッキークラブスプリントを制したエセロ(セン3歳、香港・J.ムーア厩舎)には、3歳馬初の香港スプリント制覇がかかる。同馬は通算6戦5勝という成績だが、前哨戦に続いて豊富なキャリアを誇る古豪を打ち破ることができるだろうか。

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