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日曜日に行われるジャパンカップの出走馬について、血統的な舞台適性の有無を1頭ずつシンプルに考察していきます。予想の際にお役立てください。
①カレンブーケドール
父のディープインパクトは2頭のジャパンカップ勝ち馬(計3勝)を輩出。母はチリの年度代表馬に選出された名牝で、その父スキャットダディは米三冠馬ジャスティファイなどを送り出している。魅力十分の血統背景ではあるが、父×ストームバード系配合馬の好走例がない点は気がかり。また、父産駒の勝利はすべてG1既勝馬。そのあたりを勘案すると突き抜けまではどうか。53キロという斤量設定を加味して、連下の押さえまで、という評価に留めておくのが正解だろう。
②ワグネリアン
ディープインパクト産駒はジャパンカップで3勝。母父のキングカメハメハは当レースの活躍血統のひとつ。パワー&スピード型牝系の相性も悪くなく、額面上の構成は上位の存在と判断できる。当レースにおいて、クラシック戦線で活躍した父産駒牡馬のパフォーマンスが低い点は引っ掛かるが、本馬は間隔をあけつつ大切に使われており、まだ鮮度は残っているものと考えたい。タフな競馬質になると辛い面がある一方で、後半の決め脚を問われる展開と化せば争覇圏内まで視野に入る。無印にはできない存在だ。
③ウインテンダネス
父のカンパニーはジャパンカップと相性が良いトニービン経由のナスルーラ系。母父マジックマイルズが属するミスプロ系のパフォーマンスも悪くない。ただ、父方の重厚な血が強く反映されているため、高速馬場で速い脚を要求されると、どうしても最後の詰めが甘くなる。府中の根幹G1となればなおさらだ。ましてや苦戦続きの現況。得意のかたちに持ち込めたとしても、上位進出は容易ではないだろう。
④ムイトオブリガード
ルーラーシップ×サンデーサイレンス系という配合は、昨年の2着馬キセキと同じ。マイルCSを制したシンコウラブリイを祖母に擁することでスピードを補完。父母父のトニービン、欧州にさかのぼる牝系にて最低限のスタミナが供給されている。この舞台に則した適性の持ち主といえよう。近い親族にG1級がいないため、活力的には強調できないが、成長力に富んだ構成だけに侮れない面がある。軽んじて扱えない1頭だ。
⑤スワーヴリチャード
父は持続力に優れたハーツクライ。その父に、パワーとスピードを兼備したアンブライドルズソング×ボールドルーラー系の肌馬を組み合わせることで、バランス抜群の総合力を実現している。スピードの持続力を活かしたいタイプであることは間違いなく、相応の持続力を要求されるこの舞台はマッチするはず。追走が楽になるぶん、2000m→2400mの距離延長もプラスだろう。スタートが安定しない点はネックだが、まともであれば前回(7着)よりも着順を上げてくる可能性は高い。
⑥ユーキャンスマイル
母のムードインディゴは秋華賞2着馬、その半姉にオークス2着馬のチャペルコンサート、近親にはニュージーランドでG1 3勝を挙げたキングス チャペルがいるように、G1で足りない牝系ではない。キングカメハメハ×ダンスインザダークの配合からして、2ハロンの距離延長は歓迎のクチ。ジャパンカップにおいて、スピードの持続力に長けた中長距離タイプのキングマンボ系産駒の好走が増えつつある点も評価できる。府中の2400mで本領発揮のシーンがあってもおかしくない。
⑦ダイワキャグニー
キングカメハメハ×サンデーサイレンスの組み合わせ。母系はカナダの良牝系で、北米血脈らしくパワーとスピードの持続力に優れている。その一方で、母方の影響が強いせいか、持久力を求められる競馬は今ひとつ。それゆえ、芝2000m→芝2400mの距離延長、なおかつ一気に相手が強くなるG1で能力を発揮できるかどうかについては甚だ疑問。キャリア全7勝を東京芝で挙げている巧者ではあるが、積極的には手が出ない。
⑧レイデオロ
叔父ゴルトブリッツ、祖母の半弟はディープインパクトという良血馬。キングカメハメハ×ロベルト系という重めの配合ながら、その重さをミスプロの3×4のインブリードで解消。バランス絶妙の中長距離タイプに仕上がっている。ここ数戦の内容に一抹の不安を感じるものの、長くいい脚を使える馬が幅を利かせやすいレース傾向はピッタリ。日本ダービー、天皇賞(秋)と東京の根幹G1を制しているのも心強い。状態さえ整っていれば、復活劇を演じる可能性も十分に考えられる。
⑨ルックトゥワイス
きょうだいの活躍馬としてはミッキーパンプキンが目立つ程度。近い親族も欧米の重賞でひと押し足らずというタイプが多く、ここに入ると牝系の活力に乏しい印象を受ける。加えて、ステイゴールド産駒の当レースにおけるパフォーマンスも良いとは言い難い。目黒記念をレコードで制しているように、長距離レンジかつ高速馬場の決め手勝負に向くタイプではあるものの、今回は展開に恵まれた場合の3着候補、という評価が妥当ではないか。
⑩ダンビュライト
近い親族の活躍馬を見ると、アロンダイトやクリソライト、マリアライト、リアファル、クリソベリルなど、タフなレースにマッチしたパワー&スタミナ型に偏りがち。それだけに、根幹距離のG1で速い脚を求められると分が悪い。今回の舞台で結果を出すには、持ち味の馬力としぶとさを最大限に引き出したいところ。つまり、上がりを要する展開や馬場の出現、あるいは自ら積極的に仕掛けて持久力勝負に持ち込むことが肝要となる。
⑪シュヴァルグラン
ジャパンカップは瞬発力だけでなく、ハイレベルのスピード持続力を要求される舞台。ゆえに、持続力に秀でたトニービンの影響が濃いハーツクライを父に持つ点は好材料。持続力が持ち味の母父マキャベリアンの血脈もマッチする。とはいえ年齢的な面から、相応の決め手を求められる根幹距離のG1では旗色が悪い。加えて、今年は国内のレースを経験しておらず、高速決着になった場合の不安も残る。上位争いに加わるには、多くの馬が苦にする消耗戦、あるいは渋い馬場という状況が望ましい。
⑫タイセイトレイル
祖母はシンコウラブリイで、その父はニジンスキー直仔のカーリアン。そこにシンボリクリスエス、ハーツクライを重ねている。中距離以上の持続力勝負で力を発揮するタイプとみていい。一方で、やや母方の持久力が強く出ているぶん、後半のスピード勝負になるとパンチ不足。近い親族にG1級はおらず、活力面の後押しも期待できない。着実に力を蓄え続けて、上位クラスでも安定した走りを示している点は好感が持てるものの、G1で高い評価を与えるには躊躇してしまう。
⑬エタリオウ
近親に目立った活躍馬はいないものの、母は米G1勝ち馬であり、牝系の系譜は決して悪くない。ただ、ステイゴールド産駒の当レースにおける連対は2012年2着オルフェーヴルの一度のみ。サンデーサイレンス系×ストームバード系配合馬の当レースにおける相性も芳しくなく、勝ち負けまではどうか。天皇賞(春)や菊花賞で好走歴のある馬が幅を利かせているレース傾向、ならびに成長力に富む父産駒の特長を加味しても、△評価の域は超えてこない。
⑭マカヒキ
当レースで毎年のように上位を賑わせているディープインパクト産駒。ただ、兄姉にマイル以下を得意とするタイプが多いことを勘案すると、芝2000m→芝2400mの距離延長は懸念材料。年齢的にピークアウトの感が否めないうえに、勢いを失ったサンデーサイレンス系×南米牝系配合馬のG1におけるパフォーマンスも今ひとつ。3歳時に日本ダービーを制したポテンシャルは認めても、今回の舞台で評価を上げるまでには至らない。
⑮ジナンボー
母は牝馬三冠を制したアパパネで、祖母は短距離指向が強いスピード&パワー型。本馬は機動力とスピードの持続力に優れたマイル~中距離タイプと推察される。それゆえ2400mのロングスパート戦や消耗戦で好走できるほどの持久力は持ち合わせていない。かといって、パワー色の濃い米国牝系の血脈が強く反映されているため、ラストの決め脚勝負になると分が悪そう。良さを引き出すためには、超高速馬場、あるいは入り乱れの少ない淡々とした流れなど、何らかの恩恵がほしい。
ウマニティ重賞攻略チーム
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