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【東西現場記者走る】フロンテアクイーン、激走ムード


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【東西現場記者走る】フロンテアクイーン、激走ムード |競馬ニュース|ウマニティ

 1週間密着のGI連載企画『東西現場記者走る』でエリザベス女王杯を担当する大阪サンスポの渡部陽之助記者(40)は連載4日目、美浦トレセンに移動してフロンテアクイーンに注目した。6歳を迎えた今年に重賞を初制覇と、衰え知らず。GI未勝利馬が5連勝中というエ女王杯のトレンドに合致するのは、この馬かもしれない…。

 エリザベス女王杯は、3歳以上となった1996年以降の23回で、1番人気はわずか4勝と苦戦。2014年からはGI未勝利馬が5連勝している。出走馬のうち3頭いるGIウイナーをここまで取り上げてきたが、レースのトレンドからは実績的に見劣る伏兵にもチャンスはありそうだ。

 ただ、いくら伏兵でも前走が条件戦だと、馬券に絡んだのは12年ピクシープリンセス3着、13年ラキシス2着の2頭だけ。そこで注目したのはGI6度目の挑戦で初Vを狙うフロンテアクイーンだ。今年の中山牝馬Sで重賞を初制覇し、6歳になっても衰えを感じない。重賞で2着6回と地力は確か。昨年(7着)と同様、府中牝馬Sを使っての参戦で、その前走は昨年の3着より走破時計、着順(2着)を上げた。一発の可能性を感じて、連載4日目は美浦トレセンに移動。国枝調教師を厩舎で直撃した。

 「前走はちゃんと走ってくれたし、順調に来ていますよ」と第一声。昨年は7着とはいえ3着と0秒1差。「中身のあるいい競馬はできていた。直線で前が壁になるところがあったからね。スムーズな競馬ができれば。力はあるからね」と反撃ムードを漂わせた。

 管理馬アーモンドアイアパパネで牝馬3冠を達成した国枝師。阪神JFヴィクトリアMもアパパネで制しており、残るエリザベス女王杯を勝てば、史上初となる牝馬限定GI完全制覇の偉業を達成する。

 「そうなの? スノーフェアリーにやられた(アパパネは10年、11年ともに3着)からね」と自然体の笑顔。“牝馬の国枝師”に、管理する上での極意を聞くと「牝馬は繊細だからね。無理をしないように、いつも少し余裕残しでやっています」と話してくれた。

 前走後はコース主体の調整で、6日にWコースの3頭併せで中に1馬身先着し、外とは併入。5ハロン66秒3-12秒5と抜群の動きだった。追い切り翌日は厩舎周りで運動し、元気いっぱい。国枝流仕上げの極意ともいえる、余裕が漂っていた。

 「馬群に入れた方が良さそうだし、他にくっついて立ち回ってほしい。京都2200メートルは競馬がしやすいと思うし、距離は全然問題ないよ」

 GIでは、12番人気で天皇賞・春を制したマイネルキッツや17番人気でNHKマイルCを勝ったピンクカメオを送り出したトレーナー。“一発”の気配を感じずにはいられない。 (渡部陽之助)



エリザベス女王杯の枠順はこちら 調教タイムも掲載

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