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【天皇賞・秋】ダノンプレミアム今度こそ全開!

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【天皇賞・秋】ダノンプレミアム今度こそ全開!

 レース史上最多のGI馬10頭が集う令和初の天皇賞。絶対女王アーモンドアイと3歳の雄サートゥルナーリアの対決に注目が集まるが、ちょっと待った。底知れぬ能力を持った馬がまだいる。それはダノンプレミアム。頂上決戦の◎を託す価値は十分ある。

 安田記念で初対決した絶対女王と人気を二分した逸材。(15)番から発走した肝心のレースでは、外の(16)番ロジクライがスタート直後に内へヨレ致命的な不利を受けた。予想された好位の運びも取れず、川田騎手もゴール後に下馬したように、あまり無理をさせなかった印象。16着も仕方なく、勝負付けも済んでいない。

 そのレース以来5カ月ぶりは女王と同じだが、鉄砲経験はこちらのほうが上。今春の金鯱賞では前年のダービー以来、9カ月半ぶりながら快勝。それも、のちに宝塚記念を勝つリスグラシューを0秒2差2着に下してのもので価値は高い。

 その一戦と弥生賞で2000メートルは2戦2勝。そもそもダービーは挫跖で皐月賞を回避して順調さを欠いたもので、不利に泣いた安田記念との2戦を除けば“6戦全勝”とも取れる。

 その能力を誰より感じているのが川田騎手だ。今週のCWコースでは久々の不安を一掃するように豪快先着。主戦は「先週よりもいい内容で終えられました。いい状態でレースに向かえるんじゃないかと思います」と好感触を伝え、「GIにおいて一度も全力で走ったことがない馬。何よりこの馬が能力を発揮した結果、どういう競馬をしてくれるのか見たい」。秘めるポテンシャルは無限大だ。

 金曜に大雨が降ったが夜以降は空模様も落ち着き、日曜は良馬場が予想される。スピード馬場でアエロリットが速い流れを作るなら、ハイペースのダービーで崩れたサートゥルナーリアに不安がよぎる。スピードが生きる馬場で、アーモンドアイとの一騎打ちを制す。

 “究極の3連単”はダノンを1着に固定。最強女王アーモンドアイを2、3着に据えた12点で勝負する。(夕刊フジ)

★天皇賞・秋の出馬表はこちら 調教タイムも掲載

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