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【漆山“教授”のGI因数分解】ワールドプレミア面白い


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【漆山“教授”のGI因数分解】ワールドプレミア面白い

 東大卒の知性派、漆山貴禎記者がGI的中へのアドバイスを送る「漆山教授のGI因数分解」。今週末の菊花賞神戸新聞杯と新潟の阿賀野川特別の結果に注目。そこから好走の可能性がある馬を導き出した。

 菊花賞には、“王道トライアル”と“隠れステップ”が存在する。この2つの路線を検証してみたい。

 (1)着順よりも上がり3ハロン

 過去10年で前走が神戸新聞杯の馬は【7・6・4・49】で連対率19・7%。セントライト記念の馬の【1・3・1・46】同7・8%を圧倒している。しかし、注目すべきは着順よりも、上がり3ハロンだ。表1の通り、神戸新聞杯が2400メートルになった2007年以降、上がり3ハロン最速馬は本番で【5・3・0・4】連対率66・7%の好成績。掲示板を外したのは1頭だけで、好走は約束されたようなものだ。タフな阪神外回りで長くいい脚を使った実績は、淀の3000メートルに直結するとみていい。

 (2)新潟の上がり馬

 上がり馬も忘れてはならない。春のクラシック不出走で菊を制した馬は22頭を数えるが、うち10頭が01年以降。近年は台頭の傾向が強まっている。なかでも、夏の新潟・阿賀野川特別を使っていた馬は要注意。表2に示したように、01年以降で【1・2・2・1】複勝率83・3%と、菊花賞で驚異的な好走確率をはじき出している。江戸時代の「北前船」よろしく、越後と京都には密接なつながりがあるのだ。

★注目馬

 ワールドプレミアは、神戸新聞杯(3着)で勝ったサートゥルナーリアと並ぶ上がり3ハロン32秒3をマーク。過去に神戸新聞杯3着から本番を制した6頭中の5頭が、春のクラシック不出走組だったという傾向にも合致する。ホウオウサーベルは阿賀野川特別を5馬身差で圧勝。ハーツクライ産駒は芝3000メートル超で通算【6・14・5・44】と堅実で、連対率29%はディープインパクト産駒(同18・9%)を大きく上回る。2頭が上位をにぎわす可能性はかなり高いとみている。 (漆山貴禎)

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