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【凱旋門賞】なぜ!?日本馬3頭惨敗に迫った
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【パリ7日=内海裕介、斉藤弘樹】6日にパリロンシャン競馬場でGI凱旋門賞(芝2400メートル)が行われ、フランスのヴァルトガイストが優勝。日本から挑んだキセキ(栗・角居、牡5)は7着、ブラストワンピース(美・大竹、牡4)は11着、フィエールマン(美・手塚、牡4)は12着と惨敗した。その理由は、どこにあったのか。関係者の言葉を踏まえ検証した。
1969年スピードシンボリ(着外)の初挑戦から50年。日本馬に厳しい結果が待っていた。
馬場状態が極端に悪化したことが、日本馬に大きなハンディとなった。ブラストワンピースの川田騎手は「日本と全く馬場が違いました。ハープスター(2014年6着)の時とは条件が違い過ぎました」と唇をかみしめ、フィエールマンのルメール騎手は「馬場がとても重たかった。日本の馬はこういう馬場を走っていないから、トップスピードへ加速できませんでした」と話した。
欧州の芝は重い。分かっていることではあるとはいえ、キセキのスミヨン騎手は「パリロンシャンの馬場は特別。雨が降ると一気に粘りの強い馬場になる」と、その特殊性を訴えた。3連覇を逃した2着エネイブルの陣営も、敗因を馬場悪化に求めているほどだ。
フォワ賞で3着だったキセキ以外の2頭は、初めての欧州での競馬。過去の凱旋門賞で2着だったエルコンドルパサー、ナカヤマフェスタ、オルフェーヴルは、全て前哨戦を使っていた。欧州の芝への適応力。日本の夢をかなえるには、今後も最大の課題となる。
あと気になったのは例年より、日本馬の報道が極端に少なかったこと。
一時期、日本のサラブレッドは世界で脅威の存在となっていた。しかし今は違う。欧州からみると再び“ガラパゴス化”が進んでいるのか、高額賞金レースであるジャパンC(1着賞金3億円)は、強豪に見向きもされない。軽い芝でスピード化が加速する日本とは、競馬の質が違うと思われているかもしれない。
再び遠のいた舞台。しかし、今回の日本の3陣営が相当なリスクを背負いながら挑んだことは、取材者として肌身に感じた。「この結果は日本のホースマンとしてショック。だけどトライして全力を尽くすのは最低限のこと」。そんな武豊騎手の言葉こそ、半世紀の総括にふさわしいと思う。
★フィエール&ブラスト、8日帰国へ
フィエールマンとブラストワンピースは8日、ドイツのフランクフルト空港から航空機で帰国する。今後のローテーションは未定。7日、フィエールマンの手塚調教師は「さすがにいつもより息の入りは悪いが、馬体に問題はない。よく頑張ってくれた」、ブラストワンピースの大竹調教師は「かなりタフな競馬だったので、それなりに疲れはある様子ですが、特に問題はありません」と話した。
キセキは、9日、オランダのアムステルダム空港から航空機で帰国。清山助手は「タフな馬場でレースをしたが、普段と変わらない感じですね」と語った。次走は未定だ。
★エネイブル 馬場合わず…
多くのファンが、エネイブルの3連覇を期待していたが、ゴール寸前で悲鳴に変わった。
デットーリ騎手は現地のメディアに「残り300メートルでスパートしたが、馬場がたいへん重く彼女のいつものパフォーマンスではなく、勝ち馬の素晴らしいに脚に屈してしまった」と振り返った。勝ったヴァルトガイストのP・ブドー騎手は「最後の直線が勝負だと思い、脚をため一気にエネイブルを差し切る思い通りのレースができ、最高の気分だ」と喜びを語っていた。
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