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国内最大の競走馬競り市「セレクトセール」の初日(1歳馬)が8日、北海道苫小牧市のノーザンホースパークで行われた。“アドマイヤ”の冠名で知られる近藤利一氏(76)=合建(株)会長=が父ディープインパクト、母ミュージカルウェイの牡馬を、1歳馬の落札価格では史上1位タイとなる3億6000万円で落札。2015年の牝馬2冠馬ミッキークイーンの全弟に、期待は膨らむばかりだ。9日には当歳馬(0歳)セールが行われる。(落札馬の価格は全て税抜き)
1億円のスタートから、みるみる金額がつり上がっていく。比例するように高まる会場の熱気が最高潮に達したとき、コーン!!とハンマーの乾いた音が響き渡った。ミュージカルウェイの2018(牡)が、2011年のラストグルーヴと並び、1歳馬の競りとしては国内1位タイとなる3億6000万円で落札された。
父はGI7勝のディープインパクト、全姉はオークス、秋華賞の牝馬2冠を制したミッキークイーンという超良血馬。競り落としたのは“アドマイヤ”の冠名で知られ、数々のGIを制してきた近藤利一氏だった。
「友道調教師の熱望、願望、期待を考えてね。彼は(アドマイヤマーズで)GIを2つ勝ってくれたから、お礼も兼ねてですね」
同セールには1998年の第1回から参加し、一昨年には国内の競りで史上2位となる5億8000万円でイルーシヴウェーヴの2017(牡)などを落としてきた大物馬主はこの日、最高額の同馬を含めて5頭を落札。落札額合計は5億3600万円にも達し、史上初めて初日に売り上げ100億円を突破した今年の“爆売れ”セールの象徴にもなった。それでも「最後のハーツクライ(マラコスタムブラダの2018、落札額2億3000万円)も欲しかったね。まあ、あした(当歳馬)もありますから」と、さらなる意欲をみせていた。
「実際の姿も歩き姿も、気性もいいですからね。きょうのディープインパクト産駒の中でも、一番良かった」と管理する予定の友道調教師も大きな期待を寄せる。全姉同様、中距離での活躍を見込む素質馬。力こぶを作るトレーナーに、近藤オーナーも「調教師に任せています。全部、安心して預けていますからね」と目を細めた。
早ければ、来夏にもデビュー。これまで数々の名馬を出してきたセレクトセールから、また1頭スター候補が飛び出した。 (山口大輝)
★初日総括
239頭が上場(欠場7頭)され、222頭が落札された。落札率92・9%。落札総額は107億3200万円(昨年は96億6150万円)で、税抜きでは初めて100億円を超えた。1頭平均の約4834万円(同4601万円)も過去最高。1億円以上の馬は、過去最多の23頭だった昨年を下回る21頭だったが、セールは盛況だった。日本競走馬協会の吉田勝己理事は「あり得ない。これほどとは」と売り上げに驚き「ハーツクライでもロードカナロアでも、とにかく(数字が)出た。今回は下見から本当にすごい数の人だったし、本当の競りがこういうものなんだろう」と満足げだった。
★セレクトセール
一般社団法人日本競走馬協会(JRHA)が主催する世界有数の競走馬競り市。開かれた市場の確立などを目的に、1998年に始まった。過去に三冠馬ディープインパクトなどGI馬を輩出。3日間にわたって開催された時期もあったが、現在は初日に1歳馬、2日目に当歳馬の競りを開催。昨年の2日間の落札総額179億3200万円は前年を更新し、過去最高だった。
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