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前代未聞 JRA禁止薬物検出156頭競走除外
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前代未聞の大アクシデントだ。15、16日の中央競馬(東京、阪神、函館競馬場)に出走を予定していた馬のなかに、禁止薬物を含んだ飼料添加物(サプリメント)を摂取した可能性のある馬が存在することが分かり、JRA日本中央競馬会は15日朝、同日の72頭、16日の84頭、計156頭を競走から除外すると発表した。レースは予定どおりに開催されるが、事態は混迷を極めている。
14日夜、JRAは出走予定馬のなかに禁止薬物を含んだサプリメントを摂取した可能性のある馬が存在するとして、計156頭を競走から除外することを決定。厩舎関係者らに即座に伝達されたが、頭数が頭数だけに各陣営とも動揺は隠せなかった。
当該の飼料添加物は、エサに混ぜてカルシウムを補給するための「グリーンカル」。禁止薬物の「テオブロミン」が含まれていたことが判明したが、テオブロミンは興奮作用、気管支拡張作用、利尿作用などを持ち、チョコレートやカカオに含まれていることでも知られている。
グリーンカルを摂取している厩舎の所属馬については、薬品の影響下にある可能性が否定できないことから、競馬施行規程に則って競走から除外することが決まった。グリーンカルは従来から広く使用されているもので、禁止薬物が含まれていない旨の説明が付されていただけに、「まさか…」と関係者のショックは計り知れない。
多数の競走除外馬が出たなか、特に大きな影響を受けたのが、16日に行われる函館スプリントSだ。13頭が出走を予定していて枠順も確定していたが、シュウジ、ダノンスマッシュ、タマモブリリアン、トウショウピスト、ライトオンキュー、リナーテと一挙に6頭が競走除外。わずか7頭立てとなってしまった。
1番人気候補となっていたダノンスマッシュを管理する安田隆行調教師は函館競馬場で本紙の取材に応じ、「昨夜の10時半に連絡を受けました。グリーンカルは昨年函館で使って効果があったので、今年も使っていたんですが…」と沈痛な面持ち。「順調に追い切って良くなっていると聞いていたので本当に残念。馬主さんと連絡も取れていないので、今後についてはまったくの白紙です」と肩を落としていた。
タマモブリリアンの南井克巳調教師は、「昨夜に連絡をもらってからまったく寝ていません」と憔悴し切っていた。
JRAは今週末の開催を予定どおりに行うことにしたが、「公正競馬といえるのか」「除外馬の補償問題はどうなるのか」「禁止薬物となるとイメージダウンにつながる」など、厩舎関係者から困惑の声が相次いであがっている。来週23日には上半期を締めくくるGI宝塚記念(阪神)が行われるが、すべての馬が数日間のうちにクリーンになるとも限らない。当分の間、混迷は避けられない状況だ。
15日9時の時点で、JRA広報部は「ファンの皆様にご迷惑をかける形になってしまい、本当に申し訳ありません。詳細については、きょうの各競馬場のお昼休みに、報道の方々に説明させていただきます」とコメントしている。(夕刊フジ)
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