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令和最初の日本ダービーは、大本命のサートゥルナーリアに初来日のダミアン・レーン騎手(25)=オーストラリア出身=が代打騎乗するという異例の事態になった。騎手時代にダービーでもファンを沸かせた岡部幸雄氏(70)は、レーン騎手を高く評価する一方で、きつくなるマークをどうはねのけるかをポイントに挙げた。
今年の日本ダービーは最有力視されているサートゥルナーリアのレーン騎手がどんな騎乗をするかが最大の焦点だろう。
オーストラリアから短期免許で初来日した25歳の若手。先週までの4週間でGIヴィクトリアマイルを勝ち、GII、GIIIもそれぞれ1勝と大活躍している。ムーア、マーフィー両騎手を思わせるくらいの落ち着いたレース運びが印象的。皐月賞でコンビを組んだルメール騎手が騎乗停止になったための代打だが、関係者が指名したのもうなずける。
レース史上、初コンビでの勝利となると、1954年のゴールデンウエーブまでさかのぼるそうだ。さらに初出場の騎手の優勝は2003年のM・デムーロ騎手(ネオユニヴァース)が最後。それでも最近はいろいろな常識が破られ、サートゥルナーリアの年明け初戦での皐月賞制覇も史上初だった。
今回は400メートルの距離延長、初の左回りなど課題はあるが、この時期の3歳に不安がない馬などいない。ダービーの歴史が変わっても不思議ではない。
枠順も内めの(6)番といいところに入った。近年は芝コースの管理技術が向上し、ダービーの週は仮柵の移動でよりいいコンディションになるため、インコースが断然有利。サートゥルナーリアはスムーズに好位を取れるタイプなので、距離のロスなく走れると思う。
ただし、来日してしばらくは彼をノーマークという感じだった他の騎手も、先週あたりからかなり意識したレースをするようになっている。今回も他の騎手からのプレッシャーはかなりきつくなるはず。それを意識して早めに動いたり、仕掛けが遅れたりすると危ない。最高峰の一番でこれまで通りの冷静なレース運びができるかどうかが大きなポイントになる。
過去10年で皐月賞組が9勝と、ハイレベルなレースを経験した馬のアドバンテージは大きい。今年の2、3着馬はサートゥルナーリアと僅差の勝負をしているので、人気ほど差はないとみている。特に3着のダノンキングリーは隣の(7)番枠で、ライバルをよく見ながらレースができるのでいい枠だと思う。
昨年、(17)番枠からワグネリアンを早めに好位のインにつけて勝利に導いた福永騎手は、今年は青葉賞2着馬(14)ランフォザローゼスに騎乗する。青葉賞組が未勝利なのは、2400メートルを短期間に2度走るのは若駒にとって体力的に難しさがあるからなのかもしれないが、同じ舞台を経験しているのは強み。ダービージョッキーになると自信がつくもので、昨年初制覇を飾った福永騎手のレース運びも興味深い。 (JRA元騎手)
★日本ダービーの枠順はこちら 調教タイムも掲載
岡部 幸雄(おかべ・ゆきお) 1948(昭和23)年10月31日生まれ、70歳。群馬県出身。67年3月に騎手としてデビューし、2005年3月に引退するまでにJRA通算2943勝を挙げ、4068勝の武豊騎手に次ぐ歴代2位(25日現在)。ダービーは26回出場し、84年にシンボリルドルフで優勝したほか、2着6回、3着3回と活躍。14年に“競馬の殿堂”入り。サンケイスポーツ特別版週刊ギャロップで「名手の競馬学」を連載中。
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