中央競馬ニュース

【ズバリ!調教診断】NHKマイルC 確かな脚力を示した2歳王者!巻き返しムードが漂うスクリーンヒーロー産駒!

 0   4   5,411
シェアする  x facebook LINEで送る

日曜日に行われるNHKマイルCの出走馬の追い切り内容について、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。


クリノガウディー
この中間はいつも通り栗東坂路で調整。間隔が詰まることもあって、1週前追いは軽く流す程度だったが、今週はビッシリと追われ、4F53秒4、ラスト2F25秒0-12秒1のタイムをマークした。頭の位置が安定しないところは変わらないが、重い馬場を苦にせずピッチの利いた走りで、スイスイと登坂する姿はなかなかのもの。控えめの調整に終始した皐月賞の中間時と比べて、しっかりと負荷をかけた調教を消化している点は好感度が高い。巻き返しムードが漂う1頭だ。

プールヴィル
栗東坂路で実施した1週前追いでは、バランスのとれた持続ラップを記録。やや重心が高い走りの一方、四肢の回転力は目を見張るものがあった。今週の坂路追いは持ったままの緩めの調整ながら、素軽い脚さばきを披露。自発的に脚を伸ばしているところは評価できる。ガサがないぶん強く追えない点はネックだが、雰囲気は決して悪くない。馬体を維持できるようなら、一考の価値はある。

ダノンチェイサー
帰厩後は栗東CWと栗東坂路を交えて、入念な乗り込み。1週前に栗東CWで実施した3頭併せでは、鞍上の合図に機敏な反応を示し、キッチリと2頭に先着。同じくCWで実施した最終追いでは、一杯に追われる相手に対し、楽な手応えを保ったまま先着を果たした。首の上げ下げと四肢の連動性が少し欠けるきらいはあるものの、これまでと比べて頭の位置が安定しているし、道中の折り合いも良くなっている。軽くは扱えない1頭だ。


イベリス
この中間は栗東CWで調整。1週前追いではコンディションに恵まれたとはいえ、ラスト1F11秒台半ばの好ラップを記録。今週の追い切りは前半から積極的に攻め、6F80秒割れ、4F50秒台ソコソコ、ラスト1F12秒台前半の好タイムを記録した。頭がやや高く、前肢の出が硬いところは相変わらずだが、不良馬場のウッドで集中力を切らさず、しっかりと持続ラップを刻んでいる点は好感が持てる。輸送をクリアできれば、面白い存在になるかもしれない。

マイネルフラップ
1週前に栗東CWで実施した3頭併せでは、抑えるのに苦労するシーンもあったが、最後まで脚勢を落とすことなくゴール。6F81秒近辺、4F50秒ソコソコ、ラスト1F11秒台の好時計をマークした。栗東坂路に場所を移して行われた最終追いでも、バネの利いたフットワークを披露。頭が高い点は相変わらずだが、攻め駆けしない馬にしては、いい内容の調教を積んでいる印象を受ける。ハマれば一発あってもおかしくない。

グルーヴィット
栗東坂路で実施した1週前追いでは鋭い反応を示し、ラスト2F25秒2-12秒2の好ラップを記録。今週の坂路追いでもキビキビとした動きで、4F51秒3、ラスト2F24秒1-12秒2の好タイムを記録した。少し勝ち気な面が先行しているような気もするが、ラストまで脚いろが衰えることなく、いい脚を長く使えている印象。この状態を維持できれば、上位進出のチャンスは十分にある。

グランアレグリア
前走後は美浦に在厩して調整。セーブした内容ばかりだが、こうした調整でも結果を残している馬なので、過度に気にする必要はない。南Wで実施した今週の併せ馬では、前を行く僚馬を急くことなく交わし、悠々と先着。道中の折り合いも良く、いい意味で落ち着いている様子。あとは実戦まで気持ちの高ぶりを抑えられるかどうか。その1点に尽きる。

ヴァルディゼール
栗東CWで実施した1週前追いでは、ピッチの利いた走りを見せ、及第点のタイムを記録&追走先着。場所を栗東坂路に移して行われた最終追いでも、弾力性のあるフットワークを駆使して、キレイな後傾ラップをマークした。頭の位置が安定しない点は気になるも、全体的に重心を低く保っているところは好感が持てる。1度叩いて順当に上向いているのではないか。

ミッキーブラック
最終追いは栗東CWで3頭併せを実施。マズマズの反応を示すも、僚馬に並んでからは、伸びそうで伸びないジリ脚。最後はステッキを入れたにもかかわらず、フランクリンに先着を許してしまった。遅れ自体はともかく、手応えでも劣勢だったのはいただけない。中途までの全身を使ったフォームには見どころがあるのだが……。いずれにせよ、いい意味で変った点は窺えない。今回は様子見が賢明だろう。

カテドラル
4月28日に栗東CW、今週は栗東坂路で終いをサッと伸ばす程度。間隔が詰まるし、テンションの高さを考慮すれば、致し方ないところか。とはいえ、最終追いでは真っすぐ駆け登ってキッチリと後傾ラップを刻んでいるように、デキはいい意味で変わりない。あとは、馬体の維持、ならびに実戦で落ち着いて走れるかどうか。そのあたりが焦点となる。

ロードグラディオ
栗東坂路で実施した1週前追いは、緩めの調整色が濃い内容。それ自体はいいとしても、動き自体は重苦しくパッとしない印象。芝コースで行われた最終追いでは、ラスト1F11秒台を記録したものの、全体的にみると大きな変わり身を感じるまでには至らない。この馬なりに順調なのかもしれないが、相手が一気に強くなるG1では足りないだろう。


ワイドファラオ
1週前、今週の月曜日と栗東CWでOP馬2頭を相手に質の高い併せ馬を実施。1週前はビッシリと負荷をかけた調教をこなし、月曜日は終い重点の内容で、ラスト1F11秒台を記録した。栗東坂路の最終追いは軽く流す程度に留めたため、字面の時計は地味だが、悪コンディション、かつ坂路駆けしない同馬の特徴を踏まえると、優に合格点レベル。好調キープと判断したい。

ファンタジスト
中2週ということもあり、1週前追いは栗東坂路で軽めの調整。だが、4月28日に坂路でしっかりと時計を出し、今週の坂路追いでは不良馬場をモノともせず、ラスト1F11秒9の好ラップをマークした。前半緩めのラップでも、掛かる気配はまったく見せず、鞍上の合図に対する反応も上々。前回がメイチだったぶん、さらなる上積みは見込めそうにないものの、雰囲気は決して悪くない。良い意味での平行線ではないか。

ハッピーアワー
前走後は栗東に在厩。みっちりと調整を積んできた効果もあってか、栗東CWで行われた1週前追いでは、力強い脚さばきを披露。及第点のタイムを記録した。同じくCWで実施した最終追いは上がり重点の内容ながら、重いチップを苦にすることなく、終始余裕のある手応えでラスト1F12秒台前半のラップをマークした。もう少し頚を使った走りになればなおいいが、小気味良いフットワークをみるに状態面の不安はなさそう。いいムードでレースに臨めるのではないか。

ヴィッテルスバッハ
今週の追い切りは南Wで併せ馬を実施。タフなコンディションにもかかわらず、鋭い反応を示してキッチリと先着。ゴール後はさらに差を広げた。コーナーの走りこそ若干ぎごちなさを感じるが、直線に入ってからのブレの少ないフォームはなかなかのもの。前走後の初時計が4月27日と遅いぶん、速い時計の本数は少ないものの、パフォーマンスは悪くない。この馬なりに動ける仕上がりとみる。

トオヤリトセイト
間隔が詰まることもあってか、1週前は速い時計を出さず緩めの調整。栗東CWで実施した最終追い切りでは、終いの脚こそ伸ばしたものの、前回のような首と前肢が連動した好フォームは見受けられなかった。加えて、最後まで手前を替えなかった点も疑問符が付く。強調材料を欠くうえに、相手強化のG1とあっては厳しいと言わざるを得ない。

アドマイヤマーズ
中2週の再東上とあってか、この中間は単走オンリーの仕上げ。とはいえ、初時計は4月23日と早く、その後の調整も順調。1週前の坂路追いでは4F自己ベストをマークし、28日にはCWで長めから負荷をかける調教を消化。今週の坂路追いは、終いのみ軽く仕掛ける内容だったが、悪コンディションのなか、ラスト2Fの区間ラップは13秒9-12秒9。確かな脚力を見せつけた。大きな上積みまではどうかも、脚取り自体は前回より軽快な印象を受ける。好気配。

ケイデンスコール
栗東CWで実施した1週前追いでは、しっかりと攻めて及第点以上のタイムを記録。少しズブい面を見せるも、息をつくるという点では悪くない内容だった。今週の坂路追いは前を行く他の馬がカベになりかけたものの、互いに譲り合って進路を確保したあとは、力強く脚を伸ばしていた。やや頭の高い走りではあるが、前回の最終追い切り時よりも雰囲気はいい。自身の力を出せるデキとみる。



ウマニティ重賞攻略チーム

この記事はいかがでしたか?
ナイス (4)

このニュースへのコメント

コメントはありません。

関連競馬ニュース

新着競馬ニュース

人気競馬ニュース

会員登録(無料)でできること

レース情報

今週の注目レース

4月28日()
天皇賞(春) G1
4月27日()
青葉賞 G2
ユニコーンS G3

⇒今週の番組表へ

先週のレース結果

4月21日()
マイラーズC G2
フローラS G2
4月20日()
福島牝馬S G3

⇒先週の番組表へ

総賞金ランキング
JRA競走馬総賞金ランキング
4歳以上
1 ドウデュース 牡5
102,726万円
2 スターズオンアース 牝5
84,098万円
3 リバティアイランド 牝4
74,444万円
4 ディープボンド 牡7
67,569万円
5 ジャスティンパレス 牡5
65,388万円
6 シャフリヤール 牡6
59,685万円
7 タスティエーラ 牡4
57,005万円
8 セリフォス 牡5
49,313万円
9 ジャックドール 牡6
49,004万円
10 ソールオリエンス 牡4
48,668万円
» もっと見る

3歳
1 ジャスティンミラノ 牡3
27,482万円
2 ステレンボッシュ 牝3
21,547万円
3 ジャンタルマンタル 牡3
18,666万円
4 アスコリピチェーノ 牝3
16,854万円
5 コスモキュランダ 牡3
15,392万円
6 シンエンペラー 牡3
11,128万円
7 コラソンビート 牝3
9,942万円
8 エトヴプレ 牝3
9,644万円
9 スウィープフィート 牝3
9,386万円
10 レガレイラ 牝3
8,278万円
» もっと見る