最新競馬ニュース

【東西現場記者走る】グランアレグリア隙なし


©サンケイスポーツ


 2,166  1  0

【東西現場記者走る】グランアレグリア隙なし

 GI企画『東西現場記者走る』で、東京サンスポの板津雄志記者(39)がNHKマイルカップの勝ち馬を探すために奔走中。5日目は美浦トレセンで桜花賞馬グランアレグリアに注目した。唯一の敗戦だった朝日杯FS3着を藤沢和調教師に分析してもらい、アドマイヤマーズへのリベンジ成功なるか、可能性を探った。

 結論の前日は、桜花賞馬グランアレグリアに触れておきたい。追い切り翌日は坂路下の角馬場で体をほぐしていたが、落ち着きがあって雰囲気はいい。朝日に映え、馬体のたくましさが浮き上がる。牡馬顔負けの力強いトモ(後肢)、胸前の分厚さをみれば、桜花賞を楽勝したのもうなずける。一方、なぜ朝日杯FSで3着にあっさり負けたのか。藤沢和調教師を直撃した。

 「ハナを主張してきた馬がいて2番手に引いたわけだけど、それが早々と余力がなくなって下がってきた。その直後で構えている間に勝ち馬に外から来られ、リズムが乱れてしまったね」

 牡馬相手のGIとあって、鞍上に“早めに先頭に立ちたくない”という心理が働いたのか…。相手に合わせた競馬をした結果、この時のグランの走破時計は1分34秒3の自己ワーストだった。「相手に合わせるのではなく、自分から動いていった方がいいね」と師。自分の走りをすれば、1分32秒7のレースレコードで駆けた桜花賞の走りができるのだ。

 また、グランアレグリアのすごさは精神力の強さにもあると思う。1984年のグレード制導入以降、朝日杯を牝馬が勝った例はないどころか、心身が消耗してその後に活躍できないケースが多い。体も心も未成熟な2歳時に牡馬に挑むのはそれだけリスクが高いのだが、グランはあっさりGIを勝った。こんな馬は他にいない。

 「(牡馬には)キャリア2戦より4戦で挑む方がいいだろうね。当時の差が変わらないのか、それとも縮まるのか」

 そう言いつつも、藤沢和調教師の表情は自信に満ちあふれている。この日決まった〔4〕枠(7)番の枠順にも「ラッキー7か。東京マイルは向こう正面のスタートだし、どこでも問題ないよ」と語り、「園田(2日の兵庫チャンピオンシップ)でも勝ったルメールの勢いにあやかって頑張ります」と笑顔で締めた。

 桜の女王に隙はなさそうだが、展開や馬場、関西馬の到着取材の感触も交え、あすの結論につなげたい。 (板津雄志)

★NHKマイルCの枠順はこちら

 ナイス!(1

このニュースへのコメント

コメントはありません。

関連競馬ニュース

新着競馬ニュース

人気競馬ニュース

会員登録(無料)でできること

レース情報

今週の注目レース

3月31日()
大阪杯 G1
3月30日()
ダービーCT G3

⇒今週の番組表へ

先週のレース結果

3月24日()
高松宮記念 G1
マーチS G3
3月23日()
日経賞 G2
毎日杯 G3

⇒先週の番組表へ

総賞金ランキング
JRA競走馬総賞金ランキング
4歳以上
1 ドウデュース 牡5
102,726万円
2 スターズオンアース 牝5
84,098万円
3 リバティアイランド 牝4
74,444万円
4 ディープボンド 牡7
67,569万円
5 ジャスティンパレス 牡5
65,388万円
6 シャフリヤール 牡6
59,685万円
7 タスティエーラ 牡4
57,005万円
8 ジャックドール 牡6
49,004万円
9 ソールオリエンス 牡4
48,668万円
10 ナムラクレア 牝5
47,685万円
» もっと見る

3歳
1 ジャンタルマンタル 牡3
13,291万円
2 アスコリピチェーノ 牝3
10,494万円
3 コラソンビート 牝3
9,942万円
4 シンエンペラー 牡3
9,128万円
5 レガレイラ 牝3
8,278万円
6 エトヴプレ 牝3
8,244万円
7 シックスペンス 牡3
7,287万円
8 スウィープフィート 牝3
7,286万円
9 コスモキュランダ 牡3
6,641万円
10 ノーブルロジャー 牡3
6,495万円
» もっと見る