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GIウイーク限定の企画『GI前哨戦 ズバッと診断』。ラップ分析に定評のある久保和功氏と夏目耕四郎氏が、NHKマイルCの前哨戦を徹底分析し、注目馬を推奨する。久保氏はアーリントンC2着カテドラル、夏目氏はレースレベル『S』の桜花賞を制したグランアレグリアなどを挙げた。
久保 過去5年で4コーナー5番手以内が6連対。一方で、上がり3位以内も6連対。前半34秒台後半~35秒台なら逃げ、先行馬、前半33秒台~34秒台前半なら差し、追い込み馬というレース傾向です。
夏目 今年は甲乙付けがたい前哨戦が2つありますが、桜花賞を『S』評価としましょう。対象はもちろん、勝ち馬グランアレグリア。5ハロン通過は59秒4とスローでしたが、レースラップのラスト3ハロンが10秒8-11秒0-11秒5で、1分32秒7のレコードは文句なしにハイレベルです。
久保 その桜花賞馬を朝日杯FSで負かしたアドマイヤマーズ。皐月賞は4着でしたが上位3頭が強すぎました。
夏目 皐月賞は限りなく『S』に近い『A』評価。レースラップのラスト3ハロンが11秒7-11秒6-11秒4と加速し続けているのは、非常に優秀です。
久保 皐月賞で13着と大敗したファンタジストは、距離短縮が好材料。とはいえ、朝日杯FSでアドマイヤマーズに0秒6差の4着では、逆転は難しそう。
夏目 アーリントンCは中盤ラップが緩みすぎで、逃げ切ったイベリスは展開に恵まれました。レースレベルも『B』止まり。
久保 クビ差2着のカテドラルは、上がり最速の33秒3をマーク。スムーズにさばけていれば差し切っていたはずで、狙うならこちらでしょう。
夏目 ニュージーランドTもスローからの上がり勝負で前残り決着。このレースも『B』まで。
久保 ただ、上がりの速さは評価しておきたいですね。特に、3着ヴィッテルスバッハのラスト1ハロンは10秒台。東京替わりで面白そう。
夏目 ファルコンSはタイムは速かったですが、ハイペースで差しに流れは向きました。『C』評価です。
久保 勝ったハッピーアワーは、D杯2歳S3着、シンザン記念5着。一線級相手では通用していないですしね。
夏目 きさらぎ賞から直行のダノンチェイサーは、雨の影響を考えると上がりの瞬発力は及第点。ただ、マイラーという感じでも無いので押さえ程度で考えたいです。
★NHKマイルCの特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載
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