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【皐月賞】コーナーでの加速力と末脚の持続力で舞台攻略ヴェロックス
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過去3年の単勝は4ケタ配当と波乱が続く。ゴチャつきやすいコース形態と近年の馬場の高速化が、人気馬を慌てさせているのだろう。時計面の裏付けがないサートゥルナーリアは、クラシック1冠目において決して全幅の信頼を置ける存在ではない。
では、この舞台にピッタリの馬は…。それが◎ヴェロックスだ。コース未経験ではあるが、これまでの成績が中山芝2000メートル向きであることを物語っている。
デビュー5戦中の4戦で上がり3F最速をマークしながら、実のところ34秒1~35秒1の末脚しか使ったことがない。こんなキャラクターが皐月賞で激走するのだ。一昨年のアルアイン、昨年のエポカドーロはまさにそんなタイプ。直線でのヨーイドンに勝つための切れ味は必要ない。タイトな内回り&コーナー4つの舞台では、『コーナーでの加速力』と『末脚の持続力』がモノをいう。
ヴェロックスはその両方を兼備している。何しろ全3勝がすべて小回りでのもの。コースこそ違うが、若駒S(京都)、若葉S(阪神)と内回りの2000メートル戦を危なげなく連勝してきた。その一方で、直線が長いコースでは分かりやすく惜敗している。皐月賞かダービーか、どちらで狙えばいいかは明らかだろう。また、1800メートルで1分46秒6という速い持ち時計があるのも魅力。これなら高速決着に戸惑うこともない。
状態面もアップしている。最終追い切りに跨がった川田騎手が、「前走は正直いい状態ではなかったですし、(今回は)期待どおりに良くなっています」とキッパリ。今年【14・3・2・10】で、勝率48・3%/連対率58・6%/複勝率65・5%と驚異的な数字をマークしている川田騎手&中内田調教師の黄金タッグは何より魅力だ。
“究極の3連単”は◎ヴェロックスを1着、○サートゥルナーリアを2、3着に固定した12点で勝負する。(夕刊フジ)
★皐月賞の出馬表はこちら
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