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4月10日の大井11Rで行われた第30回東京スプリント(交流GIII、4歳以上、ダート・右1200メートル、選定馬、別定、16頭立て、1着賞金=2700万円)は、森泰斗騎手騎乗の4番人気キタサンミカヅキ(牡9歳、船橋・佐藤賢二厩舎)が2番手追走から、直線で逃げ粘るヒロシゲゴールドを交わしてV。タイムは1分11秒6(不良)。
藤田菜七子騎手騎乗のコパノキッキング(2番人気、JRA)は痛恨で出遅れ。最後方から前をうかがい、向こう正面で中団に取り付き、直線は外から猛然と脚を伸ばしたが1馬身差の2着。さらにクビ差遅れた3着には武豊騎手騎乗で逃げ粘ったヒロシゲゴールド(1番人気、JRA)。
東京スプリントを勝ったキタサンミカヅキは、父キングヘイロー、母キタサンジュエリー、母の父サクラバクシンオーという血統。北海道日高町・広中稔氏の生産馬で、(有)大野商事の所有馬。通算成績は56戦12勝。交流重賞は2017年&18年東京盃・交流GIIに次いで3勝目。東京スプリントは、佐藤賢二調教師、森泰斗騎手ともに初優勝。
◆森泰斗騎手(1着 キタサンミカヅキ)「地方競馬の年度代表馬ですし、大井で走れるので。譲れない気持ちでいました。今日はやけに行きっぷりが良くて、馬が行く気になっていたのであえて下げることもないと思ってあの位置で進めました。直線も手応えは十分で、前を楽させてはいけないし、後ろから強い馬が来るので早めに仕掛けても、と。もうひと我慢してもよかったかなという気もしてますけど。今年はJBCが浦和でありますが、特殊なコースで、ミカヅキも走り慣れていますので、ビッグチャンスだと思っています。菜七子ちゃんを負かして申し訳ないなという気持ちもありますが、勝負なので。ミカヅキがいつになく頑張ってくれましたし、先日亡くなったミカヅキのお父さんのキングヘイローの後押しもあったんじゃないかと思います」
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