当企画のコンセプトにつきましては、
コチラにてご確認ください。今週も“勝ち逃げ馬券師”新良武志氏に、注目の乗り替わりをピックアップしてもらいます。
※データは2018年以降の結果をもとに集計
編集部(以下、編) 先週は勝ち切れなかったものの、推奨した8頭中5頭が3着以内。妙味のある人気帯の的中も重なりましたので、複勝回収率は176.3%に達しました。
新良(以下、新) 人気以上に走ってくれた馬を、うまく拾えることができましたね。1着があれば最高だったのですが、連勝馬券の軸としては上々の内容だったと思います。
編 この調子で今週も頑張ってください。
新 できれば、何頭かは勝ち馬を指名したいですね。
編 期待しております。今週も土曜日に重賞は組まれていませんが、どのレースを取り上げますか?
新 中京メインの伊賀Sで勝負します。
編 3勝クラスのフルゲートの一戦で、混戦の様相を呈していますが、どの乗り替わりを狙っていきますか?
新
鮫島克駿騎手から
川田将雅騎手に乗り替わる⑪
スワーヴシャルルですね。
編 名前を見ただけで明らかに鞍上強化と言える乗り替わり。やはり、川田騎手が乗るのは大きいですかね。
新 大きいですね。テン乗りになりますが、戦力アップは間違いないでしょう。
編 具体的な推奨根拠を教えてください。
新 この馬は1年以上勝利から遠ざかっていますが、その理由のひとつに鞍上が挙げられると分析しています。
編 先ほど名前の挙がった鮫島駿騎手のほか、
横山和生騎手も騎乗していますね。
新 はい。彼らがまったくダメというわけではありません。でも、それ以前を見ると、
福永祐一騎手や
横山武史騎手が騎乗したときに勝っているんです。
編 つまり、誰の目にも明らかな上位騎手が乗るときは勝負がかりであると?
新 まさにそういうことです。騎手を見れば、この陣営の勝負気配が読める。私はそう考えています。
編 なるほど。それで川田騎手を配してきた今回は期待できるというわけなんですね。
新 はい。これまで通りの傾向からも、勝ちにきているとみるべきでしょう。
編 その可能性は高そうですね。
新 加えて、川田騎手のコース実績も強力な推し材料になります。中京ダ1200mのコース勝率は、2018~2020年が50.0%、2021年以降が44.4%と圧巻の数字をマークしているんです。
編 それはすさまじい。思わず笑ってしまうくらいですね(笑)。
新 騎乗馬のほとんどが上位人気にもかかわらず、2019年以降の単勝回収値は129に上ります。それだけ取りこぼしが少ないということです。昨年は騎乗機会3連勝を記録したこともあるほど得意にしています。
編 鞍上が完璧なのはわかりました。馬のほうの評価はいかがですか?
新
スワーヴシャルルはダート1200mで【3.4.0.0】とパーフェクト連対。2走前に連を外した際、鞍上の横山和騎手は「右回りが向かなかった」とコメントしていましたので、左回りのダート千二が最適条件なのではないでしょうか。
編 鞍上に加え、馬もプラス材料一杯で、まさに鬼に金棒ですね。
新 前走の大敗によって過剰人気が避けられそうな点も魅力です。あとは川田騎手にすべてを任せましょう。
★その他の注目乗り替わり★
東京9R ⑧
スズカゴウケツ(
永野猛蔵→
藤岡佑介)
小倉11R ⑦
ヴィズサクセス(
大野拓弥→
横山和生)
東京11R ⑭
グラティアス(
松山弘平→ルメール)
【プロフィール】
新良武志(しんら・たけし)
かつてはどこにでもいる競馬ファンの1人だったが、データベースソフト【TARGET】との出合いを経て、眠っていた馬券師としての素質が開花。騎手・種牡馬にウマニティU指数を組み合わせた独自のデータ活用術を考案し、常勝スタイルを確立させる。2015年秋にメディアデビュー。雑誌、WEBを中心に精力的に予想家活動を行っている。著書に『毎日コツコツ勝ち逃げリーマン馬券術』(ベストセラーズ)、『ジョッキー未来予測2019』(秀和システム)。
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