5月28日の京都8Rで行われた第18回
京都ハイジャンプ(4歳以上オープン、JGII、芝3930メートル、13頭立て、1着賞金=4100万円)は、
高田潤騎手騎乗の
ニホンピロバロン(牡6歳、栗東・
田所秀孝厩舎)が単勝1.4倍の断然の人気に応え、4連勝で重賞初制覇を果たした。タイムは4分27秒4(良)。
3連覇がかかっていた
ルールプロスパーが、
ドリームセーリングとの先行争いの末に脱落する中、4番手を進んでいた
ニホンピロバロンは最終コーナー手前で先頭へ。力強く末脚を伸ばし、2着の3番人気
サンライズロイヤルに7馬身差をつけて快勝した。さらに1馬身3/4馬身差の3着に5番人気
ドリームセーリングが入り、2番人気
ルールプロスパーは5着だった。
ニホンピロバロンは、父
フサイチリシャール、母ニホンピロアニカ、母の父キャプテンスティーヴという血統。北海道新ひだか町・福岡清氏の生産馬で、小林百太郎氏の所有馬。通算成績は43戦8勝(うち障害6戦5勝)。
京都ハイジャンプは、
田所秀孝調教師は初勝利、
高田潤騎手は2001年
アイディンサマー、08年
キングジョイに次いで3勝目。
◆
高田潤騎手「もう少しゆったり運びたかったんですが、きょうはメンバーや距離を考えて位置を取りにいきました。ペースが思ったより落ち着いて多少力み加減ではあったけど、道中はインをロスなく立ち回れたし、よく辛抱してくれたと思います。初めての重賞で距離も未知でしたが、飛越でロスがなくレースを見てもらっても分かるようにすごくスタミナがあります。充実期を迎えているし、ジャンプホースとして完成しつつありますね」
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