週開催の全レースVTRをくまなく見直し、着順・走破時計など、数値データだけでは判断できない“視覚的要素”を踏まえ、次走狙える馬(激アツ君)をピックアップします。
【5月4日(土)】
新潟10R 4歳上1勝クラス 芝2200m 晴 良
8番
ノーブルクライ(9番人気2着)
開催前半で前も内もまだ止まらない流れで、後方2番手から一気に伸びてきた。過去のレースを見ても大きく負けることが少なく、脚を使えれば馬券圏内に来て、使えなければ圏外というわかりやすい馬。ただ新馬勝ちをしているように、そもそも素質自体は高いのと、左回りの2200mから2400mは過去の走りを見ても極めてスムーズなので、次走この条件に出走してきたら狙ってみたい。 【次走注目度:B】
東京7R 4歳1勝上クラス ダ1300m 晴 稍重
3番
ケンキョ(2番人気1着)
末脚はもともと鋭いタイプの馬で、クラス慣れもして久しいのでいつ勝っても不思議はない状態だったが、今日のレースはここ数戦の反省をまとめて活かしたような見事なレースだった。このダートの短距離で、2位に1.1秒もの差をつけた最速の上がりは素晴らしい。府中がコース条件としては最も合っているように思うが、昇級後も恐らく他馬との力差はさほどないハズで、条件問わずにいきなりから狙ってみたい。 【次走注目度:A】
【5月5日(日)】
新潟3R 3歳未勝利 ダ1800m 晴 良
14番
マーブルマウンテン(6番人気1着)
スタートが速く好位をスッと取れるのがこの馬のいちばんのストロングポイント。新潟ダートの1800mはそもそも先行有利だが、絶好の3番手から何の邪魔もなくスンナリ先頭に出られた展開も良かった。直線は手応えたっぷりで、内の馬を残り200mで競り落としてからはワンサイドの内容。最後は後続に6馬身の差をつける楽勝だった。今日の内容ならば昇級しても期待できる。ある程度人気にもなりそうだが、昇級初戦から狙っていいと思われる。 【次走注目度:S】
新潟11R 4歳上オープン G3
新潟大賞典 晴 良
16番
ヤマニンサルバム(7番人気1着)
スタートはさほど速くないのだが、二の脚のつき方がとにかく素晴らしい。レースVで見る限り、馬なりで2番手につけ、そのまま先頭に立っているので、今日は馬自身の気持ちもかなり前向きだったと思われる。1000m通過1.01.6はスロー判定だったものの、658.7mの直線を逃げ切ったのは素晴らしく、好不調の波は大きいものの最高能力値はかなりのものがある。狙いにくい馬ではあるが、人気を背負わなければかなり骨っぽいメンバーでも戦えそう。次走注目してみたい。 【次走注目度:B】
東京11R 3歳オープン G1NHKマイルカップ 芝1600m 曇 良
4番
イフェイオン(13番人気5着)
桜花賞で穴ならこの馬、と思っていた一頭だったが、展開も向かず、内で何も出来ずに終わった感があったので、今回実は密かに期待していた。パトVで見ると直線、残り400mの標識あたりで内を突こうとしているが、前を塞がれ勢いを殺されてしまい、外に進路を取り直してから再び追い出している。あの切り替えがなく、スンナリ内にコースを取れていたら大穴を開けていた可能性が高く、これまでのレースを見ても、今回の5着は決してフロックではないと思う。脚質や道中の位置取りから考えると、中山のほうが向いていると思われ、マイルは間違いなく最適距離だ。このコーナーを始めて以来、「次走最も注目したい馬」で、次は重賞でも是非狙い撃ちしてみたい。 【次走注目度:S】