ウマニティ重賞攻略チームが、毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回は
日刊スポーツ賞中山金杯・馬場の有利不利、教えます! をお届けします!
前年度第5回中山開催最終日の芝のレース結果、近年の
日刊スポーツ賞中山金杯の結果をもとに、馬場のバイアスなどを考察していきます。予想の際にお役立てください。
前年度最終日に行われた
ホープフルSは、レースレコードでの決着。勝ち馬は7枠13番から差し切りを決めたが、2~3着はともに3枠。3着馬は単勝13番人気の伏兵、4着に入線した馬は2枠4番の単勝11番人気だった。例年以上に馬場状態がいいこともあってか、内めの枠を引いた馬が恵まれやすい状況となっている。
この中間は、31日に1.5ミリの降水が観測されたものの、それ以降は雨量計にあがるほどの雨は降っていない。散水作業も29日と4日の2度だけ。加えて、今開催からはA→Cコースへ替わり、前開催時に使い込んで傷んだ内寄りの箇所はおおむねカバーされる。年末よりもさらに走りやすいコンディションになりそうだ。
重ねて、土曜日開催中の予報は晴れベース(6日7時の時点)。予想最高気温もこの時期としては高く、馬場の乾燥も進みそう。となれば、内寄り主導のバイアスに拍車がかかる可能性もある。少なくとも、外々を回る差し・追い込み型が上位を独占するような状況にはならないだろう。
それゆえ引き続き、道中のロスを抑えて内寄りを立ち回る馬が優位という想定がベター。待機組に焦点をあてるとすれば、内め追走から馬群を上手にさばけそうなタイプとなろう。枠順ベースで選ぶなら、やはり真ん中より内(1~4枠あたり)が適当ではないか。
また、中距離重賞実績や年末・年始の成績も大事なファクター。過去5年の中山金杯優勝馬5頭は、12~1月のレースで3着以内の好走歴、かつ過去の芝1800~2000m重賞において5着以内に入った経験があることで共通する。今年もこの条件を満たしている馬は、高く評価してしかるべきだ。
今回の出走メンバーで、先述した要点(1~4枠+過去実績)をクリアしているのは、②
アラタ、⑤
マイネルファンロン、⑥
クリノプレミアム、⑧
ボーンディスウェイ。いずれも当地の重賞で善戦・好走経験があり、狙いはじゅうぶんに立つ。よって当欄では、これら4頭を注目株として推奨したい。
【馬場予想からの注目馬】
②アラタ ⑤マイネルファンロン ⑥クリノプレミアム ⑧ボーンディスウェイ