佐藤洋一郎
金子京介
蒼馬久一郎
スガダイ
くりーく
アルテミスSが30日、東京競馬場で11頭によって争われ、7番人気のサークルオブライフが豪快に差し切って重賞初制覇。M・デムーロ騎手はJRA重賞通算100勝を達成した。今後は阪神JF(12月12日、阪神、GI、芝1600メートル)が目標となる。2着は2番人気ベルクレスタ。1番人気フォラブリューテは5着だった。 “牝馬の宝庫”から、また新たな宝石が発掘された。7番人気のエピファネイア産駒サークルオブライフが西日を浴びて輝く馬体を弾ませ、重賞初制覇を飾った。 「反応が鈍くて焦ったけど、ラスト200メートルで脚が全然違ったので、勝つと思いました。どんどん強くなっている。本当に期待しています」 JRA重賞100勝を達成したM・デムーロ騎手は、満面の笑みで愛馬を褒めちぎった。五分のスタートから折り合いよく中団を追走。直線で外に出されると、矢のような末脚で差し切った。 「勝負根性があるね。前に残られたかと思ったけど、グンと伸びたし、楽しみだよ」。ニューヒロインの登場に、国枝調教師も心を躍らせる。いざ暮れの大舞台へ-。勝利の“輪”をつないでいく。(三浦凪沙) ■サークルオブライフ 父エピファネイア、母シーブリーズライフ、母の父アドマイヤジャパン。鹿毛の牝2歳。美浦・国枝栄厩舎所属。北海道新ひだか町・千代田牧場の生産馬。馬主は飯田正剛氏。戦績3戦2勝。獲得賞金3628万5000円。重賞は初勝利。アルテミスSは国枝栄調教師、ミルコ・デムーロ騎手ともに初勝利。馬名は「命の輪。母名、母母名より連想」。★30日東京11R「アルテミスS」の着順&払戻金はこちら