スガダイ
ジャンヌ
夢月
山口吉野
霧
エース1号
きいいろ
セイリュウ1号
エース2号
フラワーCが16日、中山競馬場で13頭によって争われ、丸山騎乗で2番人気のコントラチェックが悠々と逃げ切って重賞初勝利。2014年のバウンスシャッセに続く姉妹制覇を成し遂げた。今後は桜花賞に向かわず、オークス(5月19日、東京、GI、芝2400メートル)直行の公算が大きい。2馬身半差の2着が1番人気のエールヴォアだった。 フェアリーSを2秒2も上回るタイムで逃げ切った菜の花賞に続き、コントラチェックが圧巻の逃走劇を披露した。丸山騎手の率直な感想が、その強さを物語る。 「僕はただ乗っているだけ。これまで重賞を何度か勝たせてもらいましたが、一番楽でした」 ロケットスタートを切り、同型の機先を制して先頭へ。直線に向くと後続へのリードを一気に広げた。激しい2着争いを尻目に、ノーステッキで2馬身半差の大楽勝。タイム1分47秒4(良)は従来の記録を1秒3も上回るレースレコードだ。 「他に行く馬がいれば2、3番手に控えて…と思っていたけれど、スピードが全然違った。このスピードで行って最後にギアが上がる。いい馬です」。騎乗停止中のルメール騎手の代打を無事に務めた鞍上は、賛辞を惜しまなかった。 レース後に藤沢和調教師とオーナーサイドが協議。中2週となる桜花賞は回避し、オークスへ向かう公算が大きくなった。その場合はルメール騎手に手綱が戻る見込みだ。 この勝利で、2014年の当レースVなど重賞3勝を挙げた半姉バウンスシャッセ、京王杯SC優勝の半兄ムーンクエイクに続く、3きょうだい重賞制覇を達成。今度は兄姉が届いていないGIの頂点へチャレンジする。 (漆山貴禎)コントラチェック 父ディープインパクト、母リッチダンサー、母の父ホーリング。黒鹿毛の牝3歳。美浦・藤沢和雄厩舎所属。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬。馬主は(有)キャロットファーム。戦績5戦3勝。獲得賞金5655万9000円。重賞初勝利。フラワーCは藤沢和雄調教師が2004年ダンスインザムード、14年バウンスシャッセに次いで3勝目。丸山元気騎手は初勝利。馬名は「ダンスステップの一種。母名より連想」。