12月3日の中山11Rで行われた第50回
ステイヤーズステークス(3歳以上オープン、GII、芝3600メートル、別定、13頭立て、1着賞金=6200万円)は、ライアン・ムーア騎手騎乗の1番人気
アルバート(牡5歳、美浦・
堀宣行厩舎)が連覇を達成。タイムは3分47秒4(良)。
ウインインスパイアが逃げて、馬群が固まる淡々とした流れが破られたのは2周目の2コーナー。最後方を進んだ
サイモントルナーレ=内田博騎手が一気にまくってハナを奪うと一気に流れが速くなる。直線では
ファタモルガーナが一旦は先頭に立ったが、単勝1.3倍と断然人気を背負った
アルバートが外から強引にねじ伏せて昨年のこのレース以来の勝ち星をあげた。
◆ライアン・ムーア騎手「
アルバートは去年と変わらない、いい感じでした。4コーナーではもっと余裕を持って勝てるかなという手応えでしたが、今年は斤量も増えていた(56キロ→57キロ)し、2着の馬も強かったので接戦になってしまいました。でも、いい競馬でした。強い馬ですね」
クビ差の2着に
ファタモルガーナ(3番人気)、さらに1馬身3/4差の3着には後方から脚を伸ばした
モンドインテロ(2番人気)。
ステイヤーズSを勝った
アルバートは、父
アドマイヤドン、母
フォルクローレ、母の父
ダンスインザダーク。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は林正道氏。通算成績は21戦7勝。重賞は2015年
ステイヤーズS・GIIに次いで2勝目。
ステイヤーズSは
堀宣行調教師、ライアン・ムーア騎手ともに2015年
アルバートに次いで2勝目。
★3日中山11R「
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