週末の注目レースを
伊吹雅也プロが「1点」の傾向に注目して分析する連載。特別登録を基に各レースを予習する際の参考資料としてご活用下さい。今週のターゲットは、天保山S・スレイプニルS・
しらさぎS・
府中牝馬Sの4レースです。
▼2025年06月21日(土) 阪神11R 天保山ステークス
【前走の着順別成績(2017年以降)】
●5着以内 [8-6-5-36](3着内率34.5%)
●6着以下 [0-2-3-63](3着内率7.4%)
→前走好走馬が優勢。大敗直後の馬は評価を下げるべきでしょう。
▼2025年06月21日(土) 東京11R スレイプニルステークス
【“同年の、JRAの、1800m超のレース”において3着以内となった経験の有無別成績(2019年以降)】
●あり [4-3-5-22](3着内率35.3%)
●なし [2-3-1-46](3着内率11.5%)
→1900m以上のレースを主戦場としてきた馬が中心。なお、“同年の、JRAの、1800m超のレース”において3着以内となった経験がない、かつ“同年の、JRAの、重賞のレース”において10着以内となった経験がない馬は、2019年以降[1-1-0-36](3着内率5.3%)とあまり上位に食い込めていません。
▼2025年06月22日(日) 阪神11R しらさぎステークス
【“JRAの、G1・G2のレース”において5着以内となった経験がなかった馬の、血統別成績(2020~2024年の米子ステークス)】
●父が
ディープインパクト系種牡馬 [1-0-3-8](3着内率33.3%)
●父が
ディープインパクト系以外の種牡馬 [2-1-0-36](3着内率7.7%)
→当レースの前身にあたる2020~2024年の米子ステークスで3着以内となった馬の大半は、格の高いレースで善戦したことがある馬と、
ディープインパクト系種牡馬の産駒。今年も同様の決着をイメージしておくべきだと思います。
▼2025年06月22日(日) 東京11R 府中牝馬ステークス
【前走の距離別成績(2021~2024年の
マーメイドステークス)】
●今回より短い距離 [1-0-2-31](3着内率8.8%)
●今回と同じ距離か今回より長い距離 [3-4-2-18](3着内率33.3%)
→同時期に施行されていた2021~2024年の
マーメイドステークスは、今回より短い距離のレースをステップに臨んだ馬が不振。ちなみに、前走の距離が今回より短い距離、かつ“同年の、JRAの、重賞のレース”において5着以内となった経験がない馬は[0-0-0-22](3着内率0.0%)でした。
次回、【伊吹雅也のピックアップ競馬データ】特選重賞データ分析編は6/22公開予定です。
