いっくん
佐藤洋一郎
導師嵐山
3月25日の中山10R・伏竜ステークス(3歳オープン、ダート1800メートル、14頭立て)は、1番人気で木幡巧也騎手とコンビを組んだミトノオー(牡、美浦・牧光二厩舎)が逃げてそのまま押し切り完勝。タイムは1分51秒9(不良)。2馬身1/2差の2着は後方2番手から大外を回って追い込んだモックモック(5番人気)。さらに2馬身1/2差の3着には道中早めに進出した浦和競馬のヒーローコール(4番人気)が入った。人気のミトノオーがスムーズに先手を取り、マオノアラシとベンダバリラビアが2番手を併走。その後ろにモンドプリュームとゴールドバランサーが続いた。レース中盤でヒーローコールが外から一気に押し上げて3番手の外に並びかける。しかし、マイペースの逃げを打ったミトノオーの脚いろは全く鈍ることなく、直線に向いてセーフティーリードを構築。1頭だけ違う末脚を繰り出したモックモックが追い込んできたが、これを寄せ付けることなく2馬身1/2差の完勝となった。◆木幡巧也騎手(1着 ミトノオー)「前走もハナで淡々と走って好時計で押し切りましたし、今回も行ければ抑えずに行こうと思っていました。若干ペースが速いかなと思ったけど、馬はグイグイだったし、リズム重視で。直線では後ろの脚音がしなくなっていきましたし、これはもう大丈夫だなと。力がありますね。この先も楽しみです」伏竜Sを制したミトノオーは、父ロゴタイプ、母シダクティヴリー、母の父Thunder Gulchという血統。通算成績は4戦3勝となった。