横山和騎乗で2番人気の
オメガパフュームが、中団やや後方から差し切り、ダート重賞8勝目をマーク。斤量59キロをものともしない走りに鞍上は「去年、調教に乗せていただいて馬の背中は知っていましたが、やっぱりすごいですね。乗っていて楽しかった。調教では華奢な感じもありましたが、競馬にいったらダイナミックです」と笑みを浮かべた。今後は状態をみて
帝王賞(6月29日、大井、JpnⅠ、ダ2000メートル)への参戦を検討する。
◆坂井騎手(
グロリアムンディ2着)「最後はしのいだと思いましたが、さすがに勝ち馬が強かった」
◆小崎騎手(
ニューモニュメント3着)「長く脚を使えますし、併せてからもしぶとかったです」
◆柴山騎手(
プリティーチャンス4着)「右回りの方がスムーズでした」
◆藤岡康騎手(
ケイアイパープル5着)「スタートからポジションを取りにいきました。力を付けています」
◆幸騎手(
バーデンヴァイラー15着)「外からこられたところで前進気勢がなくなって、厳しい形になりました」
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オメガパフューム 父スウェプトオーヴァーボード、母オメガフレグランス、母の父
ゴールドアリュール。芦毛の牡7歳。栗東・
安田翔伍厩舎所属。北海道千歳市・社台ファームの生産馬。馬主は原禮子氏。戦績24戦11勝(うち地方12戦5勝)。獲得賞金7億2598万8000円(うち地方5億2525万円)。重賞は2018年GⅢ
シリウスS、19年JpnⅠ
帝王賞、20年GⅢ
平安S、18~21年GⅠ
東京大賞典に次いで8勝目。
アンタレスSは
安田翔伍調教師、
横山和生騎手ともに初勝利。馬名は「冠名+香水。母名より連想」。