南
大阪杯は…口、あんぐりやな。
村瀬 我々メディアのせいですけど、2強っていう表現は慎重にしないとまずいかも。そもそも2強って言って2強で決まることはほぼないですからね。
南
ポタジェはよう頑張った。そやけど、キツネにつままれた感じや。
村瀬 そんな流れでクラシック開幕です。まずは牝馬1冠。
南 1番人気は◎
ナミュールやろな。行き場をなくすシーンがあった
チューリップ賞を結果的に完勝。地力で前を飲み込んだんやからたいしたもんや。
村瀬
阪神JFでも自信の◎だったんですけどね。まさかクリスチャンで出遅れるとは。それでも直線ではインを突いて0秒2差まで差し込んできたんだからすごい。
南 高野師は「前走のダメージは通常程度。中間は放牧先のノーザンファームしがらき、そしてスタッフたちが素晴らしい仕事をしてくれた。体が増えてくればすごい馬になるけど、春は今の状態をキープしてくれれば」と。ここ2走が430キロ。秋になったらえらいことになっとるかも。
村瀬 楽しみですね。でもまずは春2冠かな。それだけの能力があると思います。ただ、先週の今週で〝強い〟〝すごい〟で片付けていいのかという思いもあるんです。◎
サークルオブライフをいったん見直して、それでも追い切りを終えてやっぱり
ナミュール、となれば改めて◎でもいいのかなと。
南 2歳女王やしな。前走は本番を見据えての仕上げやったし、新馬3着から3連勝したわけやから。牝馬にしては叩き良化型なんやろな。
村瀬 1週前はWコースで5ハロン65秒9、ラスト1ハロン11秒4で僚馬と併入。天下の国枝厩舎ですからね。型どおり変わり身は十分でしょう。
南 3番手に注目したんが
サブライムアンセム。
フィリーズレビューが何と7戦目という叩き上げ。もう上がり目はないと思うとったんやけど、陣営の見立てはちゃうみたい。藤原英師は「気性の難しさがあってゲートが不安定だったりしたからね。でもその分、経験を積めたのが大きいのかも。順調だし、折り合えればいい脚を使えるから」ゆうとった。
村瀬 祖母
ハッピーパスの良質母系。マイルも問題ないけど、常識的には遠回りしすぎたような…。ボクは〝いい負け方〟という意味で
ウォーターナビレラに注目。前走は8キロ増でキャリハイの478キロで出られたし、
武豊Jが脚を測った感じがすごいするんです。
南 武幸師は「ゴチャつかなければ着順はもっと上だったかも。気持ちはだいぶ穏やかになっている。今度はメンタル面も肉体面も一番いい状態で出せそう」と青写真どおりゆう感じ。
村瀬 サークル同様、ガラリと変わってきそうですね。今年は関東馬も粒ぞろい。
プレサージュリフトは新馬戦があり得ない大外一気で、
クイーンCも外を回す安全策で差し切り勝ち。右回りがまったく不明ですけど、あの切れ味はGⅠでも通用するはずですよ。
南 キャリア2戦やからサブライムとは対照的やな。2戦ゆうたら
ピンハイも。前走はあのメンバーでインをこじ開けてきよった。今度はライバルの仕上がりが一段上がるから何ともやけど、「使ったあともテンションは問題なし。権利を獲ってくれたし、もう1回頑張ってほしい」と田中克師。
村瀬 その前走時が5カ月ぶりで6キロ減の414キロ。ちょっと手を出しづらいなあ。
スターズオンアースは強い競馬で重賞で②②着だし、
阪神JF2着の
ラブリイユアアイズはぶっつけながら乗り込み入念。エルフィンS勝ちの
アルーリングウェイもマイルをこなしたし、
フェアリーSで一気差しの
ライラック、ルメールJ復帰ウイークの
フォラブリューテも。
南 馬券圏内って意味ではチョイスが大変。
村瀬 ホント。ま、馬券プレのためにも我々は馬連に集中ですね。(夕刊フジ)