スガダイ
伊吹雅也
霧
きいいろ
ゼット1号
福島牝馬Sが20日、福島競馬場で10頭によって争われ、中団を進んだ4番人気デンコウアンジュが直線で外から鋭く伸び、1番人気フローレスマジックに2馬身1/2差をつけて快勝。2015年のGIIIアルテミスS以来、3年半ぶりの勝利で重賞2勝目を飾り、ヴィクトリアマイル(5月12日、東京、GI、芝1600メートル)の優先出走権を獲得した。鞍上の柴田善臣騎手(52)=美・フリー=は、16年の東スポ杯2歳S(ブレスジャーニー)以来、2年5カ月ぶりの重賞勝ち。 ◆柴田善騎手(デンコウアンジュ1着)「ペースが落ち着いたが、リラックスして上手に脚をためることができた。今日は自分が思っていた以上の切れ味。この脚が使えるようなら、次の大きなところでも楽しみがあるのでは」 ◆石橋騎手(フローレスマジック2着)「思っていた以上に流れが落ち着いてしまい、自分から動く形になってしまったぶんの差が出てしまいました」 ◆蛯名騎手(ダノングレース3着)「流れが遅すぎたので、途中から動いていった。力は出せたが、今日の展開では仕方がない」デンコウアンジュ 父メイショウサムソン、母デンコウラッキー、母の父マリエンバード。黒鹿毛の牝6歳。栗東・荒川義之厩舎所属。北海道浦河町・磯野牧場の生産馬。馬主は田中康弘氏。戦績27戦3勝。獲得賞金1億6892万3000円。重賞は2015年GIIIアルテミスS次いで2勝目。福島牝馬Sは荒川義之調教師、柴田善臣騎手ともに初勝利。馬名は「冠名+天使(仏語)」。