2016、17年度のJRA賞最優秀障害馬
オジュウチョウサン(牡7歳、美浦・
和田正一郎厩舎)が11月3日、東京9R・南武特別(3歳上1000万下、芝2400メートル、定量)に
武豊騎手とのコンビで出走し、3番手追走から直線半ばで抜け出し、後続の追撃を振り切った。トモの不安で休養、4カ月ぶりのブランクをものともせず、7月の開成山特別(福島競馬場、3歳以上500万下、芝2600メートル)に続いて連勝。平地競走2勝目を挙げた。タイムは2分25秒0(良)。前走は1番人気だったが、今回は3番人気だった。
半馬身差の2着には外から差してきたミルコ・デムーロ騎乗の
ブラックプラチナム(1番人気)、さらに1馬身1/4差遅れた3着は外めを伸びた
トラストケンシン(4番人気)。
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武豊騎手(1着
オジュウチョウサン)「折り合いはついたし、最後もしっかり脚を使ってくれた。人気を背負っていたので、それに応えられて良かった。タイムを見ると、まだ一線級とは差を感じるけど、平地に戻って2戦目だからね。伸びしろはあると思う。レースセンスがいいし、乗りやすい馬。良馬場の方がいい走りができたね」
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和田正一郎調教師(1着
オジュウチョウサン)「スムーズな形で能力を発揮できて、特に課題が見当たらない競馬だった。今後のことは状態を見ながら考えたい。
有馬記念出走が本線だが、直行と決めているわけではない」
◆ミルコ・デムーロ騎手(2着
ブラックプラチナム)「
オジュウチョウサンを見ながら追い出した。差し切れると思ったけど、最後はこっちが苦しくなった」
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