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毎日王冠の関連ニュース
【毎日王冠】5番人気レーベンスティール、レースレコードで重賞4勝目 津村明秀騎手「やはり力はありますね」
©サンケイスポーツ
10月6日(月) 05:00
津村明秀（39）＝美・フリー＝騎乗の5番人気レーベンスティールが、3番手から抜け出して重賞4勝目を飾った。次走は未定だが、天皇賞・秋（11月2日、東京、GⅠ、芝2000メートル）の優先出走権を獲得した。2着は2番人気ホウオウビスケッツ、3着は1番人気サトノシャイニングだった。
遠く離れたパリの僚馬に届けとばかりに、日本から大きなエールを送った。凱旋門賞に挑戦するアロヒアリイと同じ田中博康厩舎のレーベンスティールが、昨年の産経賞オールカマー以来となる1年ぶりの勝利を決めた。勝ち時計1分44秒0は、2022年にサリオスがマークした記録を0秒1更新するレースレコードだ。
「この馬は重賞4つ目で、やはり力はありますね」。デビュー22年目にして初のGⅡ勝ちとなった津村騎手が笑みを浮かべる。
逃げたホウオウビスケッツ、2番手のサトノシャイニングの人気2頭を前に見ながら絶好の3番手を追走。直線でも前がしぶとくなかなか止まらなかったが、1頭ずつ競り落とし、トップゴールを果たした。
ジョッキーには期する思いがあった。「（昨年の）新潟大賞典で乗せていただいたのに全然結果が出せなくて悔しい思いをしたので、なんとかここで結果を出したいという気持ちで乗っていました」。当時はレース前からの激しいイレ込みが影響して力を出せず、1番人気で11着に敗れた。その時以来のコンビ復活。最高の結果で陣営の期待に応え、鞍上も胸のつっかえが取れた思いだろう。「スタッフも馬場に出すのを最後にしたりといろいろ工夫してくれて、馬場でもちゃんと歩けていたので、すごく成長しているなと感じました。すべてお任せしていたので、厩舎の力だと思います」。
伝統のGⅡを勝ったのだからGⅠの頂も視野に入ってくる。これまで23年香港ヴァーズ、24年天皇賞・秋と2度挑戦したがいずれも8着。22年目のベテラン騎手は「GⅠという舞台で活躍できるように後押しできればと思っています」と、手応えを感じている。レーベンスティールのこの秋のさらなる飛躍に期待したい。（松永昌也）
■レーベンスティール 父リアルスティール、母トウカイライフ、母の父トウカイテイオー。鹿毛の牡5歳。美浦・田中博康厩舎所属。北海道日高町・広富牧場の生産馬。馬主は㈲キャロットファーム。戦績14戦6勝（うち海外1戦0勝）。重賞は2023年GⅡセントライト記念、24年GⅢエプソムC、GⅡ産経賞オールカマーに次いで4勝目。獲得賞金2億6354万4000円（全て中央）。毎日王冠は津村明秀騎手、田中博康調教師ともに初勝利。馬名は「生き様（独）。父名、母名より連想。生き様で魅了する馬になるように」。
★アラカルト
◆津村騎手 3回目の騎乗で初勝利。これまでの最高は19年（アエロリット）の2着。JRA重賞は新潟2歳S（リアライズシリウス）に続く今年3勝目、通算21勝目。
◆田中博調教師 延べ2頭の出走で初勝利。前回は24年（ローシャムパーク）の10着。JRA重賞はアンタレスS（ミッキーファイト）に続く今年2勝目、通算12勝目。
◆リアルスティール産駒 初出走で勝利。JRA重賞は函館記念（ヴェローチェエラ）に続く今年3勝目、通算7勝目。
◆父子制覇 父リアルスティールは17年に当レースを勝利しており、1984年のグレード制導入以降、3組目。
◆関東馬の勝利 24年シックスペンスに続き、通算成績は関東馬56勝、関西馬19勝、外国馬1勝。
◆牡馬の勝利 19年ダノンキングリーから7年連続で、通算成績は牡馬65勝、牝馬10勝、騸馬1勝。
◆5歳馬の勝利 22年サリオス以来、通算18回目。
◆馬番⑨の馬の勝利 20年サリオス以来で、通算8回目。
◆単勝5番人気馬の勝利 03年バランスオブゲーム以来、通算4回目。
【毎日王冠】昨年に続いてホウオウビスケッツは2着 岩田康誠騎手「やっぱり走る馬」
©サンケイスポーツ
10月5日(日) 19:01
【毎日王冠】1番人気のサトノシャイニングは3着 武豊騎手「少し力んで走っていた」
©サンケイスポーツ
10月5日(日) 19:01
【毎日王冠】レースを終えて…関係者談話
©サンケイスポーツ
10月5日(日) 17:08
◆岩田望騎手（ディマイザキッド4着）「開幕週でしたが、前に行ける馬ではないですからね。ここ2戦よりもはるかに状態は良くなっていたし、道中も伸び伸びと走っていました。前が止まらなかっただけで、この馬もしっかりと脚を使っています」
◆西村淳騎手（エルトンバローズ5着）「まだ本来のエルトンではなかったですが、着実によくなる傾向はあります。次に期待したい」
◆佐々木騎手（ジェイパームス6着）「スタートは良かったのですが、シルトホルンあたりの位置をうまくパスできず、1列下がってしまった。状態はいいころに戻っていたので、申し訳ない競馬をしてしまいました」
◆戸崎騎手（チェルヴィニア7着）「いい感じで進められたが、追ってからめりはりのない感じでした」
◆丹内騎手（ロングラン8着）「休み明けで少し急仕上げの感じはありましたが、すごく脚を使ってくれました。次が楽しみ」
◆新開師（シルトホルン9着）「思ったよりも体重が減っていました（14キロ）。本来ならGⅡでももう少しやれていいと思うのですが…」
◆菅原明騎手（ラファドゥラ10着）「どれだけやれるかという気持ちで挑みました。終始、手応え良く、直線もしっかり食らいついてくれました」
◆古川吉騎手（シリウスコルト11着）「ここまで負けるとは思わなかったが、この馬には上がりが速すぎました」
◆西村淳騎手（エルトンバローズ5着）「まだ本来のエルトンではなかったですが、着実によくなる傾向はあります。次に期待したい」
◆佐々木騎手（ジェイパームス6着）「スタートは良かったのですが、シルトホルンあたりの位置をうまくパスできず、1列下がってしまった。状態はいいころに戻っていたので、申し訳ない競馬をしてしまいました」
◆戸崎騎手（チェルヴィニア7着）「いい感じで進められたが、追ってからめりはりのない感じでした」
◆丹内騎手（ロングラン8着）「休み明けで少し急仕上げの感じはありましたが、すごく脚を使ってくれました。次が楽しみ」
◆新開師（シルトホルン9着）「思ったよりも体重が減っていました（14キロ）。本来ならGⅡでももう少しやれていいと思うのですが…」
◆菅原明騎手（ラファドゥラ10着）「どれだけやれるかという気持ちで挑みました。終始、手応え良く、直線もしっかり食らいついてくれました」
◆古川吉騎手（シリウスコルト11着）「ここまで負けるとは思わなかったが、この馬には上がりが速すぎました」
【毎日王冠】レーベンスティールが好位抜け出し1年ぶりの復活V！
©サンケイスポーツ
10月5日(日) 16:53
10月5日の東京11Rで行われた第76回毎日王冠（3歳以上オープン、GⅡ、芝1800メートル、別定、11頭立て、1着賞金＝6700万円）は、津村明秀騎手の5番人気レーベンスティール（牡5歳、美浦・田中博康厩舎）が好位追走から直線で力強く抜け出し重賞4勝目。昨年9月の産経賞オールカマー以来、約1年ぶりとなる復活Vで、天皇賞・秋（11月2日、東京、GＩ、芝2000メートル）の優先出走権を獲得した。タイムは1分44秒0（良）。
逃げたホウオウビスケッツ（2番人気）が半馬身差の2着、さらに3／4馬身差遅れた3着に武豊騎手の3歳馬サトノシャイニング（1番人気）が入った。
毎日王冠を勝ったレーベンスティールは、父リアルスティール、母トウカイライフ、母の父トウカイテイオーという血統。北海道日高町・広富牧場の生産馬で、馬主は（有）キャロットファーム。通算成績は14戦6勝（うち海外1戦0勝）。重賞は2023年セントライト記念（GⅡ）、24年エプソムC（GⅢ）、産経賞オールカマー（GⅡ）に次いで4勝目。田中博康調教師、津村明秀騎手ともに毎日王冠は初勝利。
◆津村明秀騎手（1着 レーベンスティール）「ちょっと攻め馬でも難しいところがあったり、乗り難しい部分があるんですが、僕自身、新潟大賞典で乗せていただいたのに全然結果が出せなくて悔しい思いをしたので、なんとかここで結果を出したいという気持ちで乗っていました。（その新潟大賞典はレース前からテンションが上がっていたが、きょうは）スタッフも馬場に出すのを最後にしたりといろいろ工夫してくれて、馬場に入ってからもちゃんと歩けたりしていたので、すごい成長しているなと感じました。僕は攻め馬も1回も乗ってないですし、すべてお任せしていたので、厩舎の力だと思います。この馬は重賞4つめで、やはり力はありますし、きょうもいいメンバーで勝っているので、最後はGⅠという舞台で活躍できるように後押しできればと思っています」
逃げたホウオウビスケッツ（2番人気）が半馬身差の2着、さらに3／4馬身差遅れた3着に武豊騎手の3歳馬サトノシャイニング（1番人気）が入った。
毎日王冠を勝ったレーベンスティールは、父リアルスティール、母トウカイライフ、母の父トウカイテイオーという血統。北海道日高町・広富牧場の生産馬で、馬主は（有）キャロットファーム。通算成績は14戦6勝（うち海外1戦0勝）。重賞は2023年セントライト記念（GⅡ）、24年エプソムC（GⅢ）、産経賞オールカマー（GⅡ）に次いで4勝目。田中博康調教師、津村明秀騎手ともに毎日王冠は初勝利。
◆津村明秀騎手（1着 レーベンスティール）「ちょっと攻め馬でも難しいところがあったり、乗り難しい部分があるんですが、僕自身、新潟大賞典で乗せていただいたのに全然結果が出せなくて悔しい思いをしたので、なんとかここで結果を出したいという気持ちで乗っていました。（その新潟大賞典はレース前からテンションが上がっていたが、きょうは）スタッフも馬場に出すのを最後にしたりといろいろ工夫してくれて、馬場に入ってからもちゃんと歩けたりしていたので、すごい成長しているなと感じました。僕は攻め馬も1回も乗ってないですし、すべてお任せしていたので、厩舎の力だと思います。この馬は重賞4つめで、やはり力はありますし、きょうもいいメンバーで勝っているので、最後はGⅠという舞台で活躍できるように後押しできればと思っています」
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