編集部(以下、編) 土曜日が4戦4勝と大爆発した先々週ほどではなかったものの、先週も的中ラッシュで好成績計上となりました。
新良(以下、新) 急転直下、という結果にならなくてホッとしています。いい流れを継続できていると考えたいですね。
編 先週は推奨8頭中、1着は2頭でしたが、人気薄が2~3着に入ることもあり、複勝回収率は163.8%。言うことないのではないでしょうか。
新 人気も穴もバランスよく、5頭が馬券に絡んでくれたので、個人的にも及第点をあげられると思います。
編 いいかたちで上半期を締めくくったので、下半期もスタートダッシュを決めて、存在感を示したいですね。
新 もちろんそのつもりです。頑張ります。
編 今週は土日を合わせて重賞が日曜日に1レースしか組まれていません。土曜日はどのレースを狙っていきましょうか?
新 福島メインのTUF杯を選択しました。妙味のありそうな、面白い乗り替わりを見つけることができたので。
編 それは楽しみです。結論をお聞かせください。
新
菱田裕二騎手から
田辺裕信騎手に乗り替わる⑬
ブレーザーを狙います。
編 主戦騎手が決まっていない馬で、前走の菱田騎手はワンポイント騎乗。そして今回の田辺騎手はテン乗りとなります。田辺騎手は福島が得意なので、この乗り替わりには好感が持てますね。
新 そのイメージ通りでOK。田辺騎手は現在リーディング31位ですが、その順位以上に福島では活躍しています。とくに今回の舞台となるダ1150mは鬼のレベルなんですよ。
編 鬼のレベル! となれば、その成績を聞かないわけにはいきません。
新 田辺騎手の2022年以降の当該コースにおける勝利数は7で、勝率は28.0%。この数字は、当レースのメンバー中ではなく、全騎手のなかでナンバーワンなんです。
編 それはすごい。つまり、このコースでいちばん信頼できる乗り役は、田辺騎手と言ってもいいと。
新 言っていいでしょうね。文句なしの実績を積み上げてきていますから。回収率も単勝150%、複勝116%といずれもプラス。人気も穴も、分け隔てなく上位に持ってきています。
編 新良さんが「鬼のレベル」と表現したのに納得しました。これは逆らえない。
新 先週もこのコースで勝利していますからね。ノリノリで今週のレースに臨んでくるのではないでしょうか。
編 鞍上に欠点がないことはわかりました。馬のほうはいかがでしょうか?
新
ブレーザーの成績を振り返ってみてください。これまで8戦して3勝。勝ったレースはすべて1200m未満、負けたレースはすべて1200mとなっています。
編 それはまた極端な(笑)。1200mになっただけでパフォーマンスが落ちるとなると、超の付くスプリンタータイプなのかもしれませんね。
新 その可能性はあります。福島ダ1150mは2走前に2勝クラスを勝っているので、この距離はギリギリ守備範囲とみました。実績のある舞台での超短距離戦、大幅鞍上強化と条件は揃いました。一変があっても驚けないでしょう。
編 昇級戦の前走は軽ハンデかつ最低人気で9着に大敗したので、引き続き人気を集めないことが予想されます。
新 前走は距離に加え、苦手な関西遠征も敗因になったと思います。条件は何もかもが好転するので、大激走してくれる可能性は十分。ここは名手に託して、高額配当を演出してもらいましょう。
★その他の注目乗り替わり★
福島8R ④
ウインベアトリス(
松岡正海→
戸崎圭太)
函館11R ⑧
ナムラクララ(
藤岡佑介→
浜中俊)
小倉11R ⑥
バッデレイト(
岩田望来→
川田将雅)