週末の注目レースを
伊吹雅也プロが「1点」の傾向に注目して分析する連載。特別登録を基に各レースを予習する際の参考資料としてご活用下さい。今週のターゲットは、スイートピーS・
ユニコーンS・京王杯スプリングC・ブリリアントS・越後S・プリンシパルS・
天皇賞(春)の7レースです。
▼2025年05月03日(土) 東京10R スイートピーステークス
【前走のコースがJRAだった馬の、前走の上がり3ハロンタイム順位別成績(2019年以降)】
●3位以内 [2-6-4-25](3着内率32.4%)
●4位以下 [4-0-2-35](3着内率14.6%)
→前走で出走メンバー中上位の上がり3ハロンタイムをマークしていた馬は堅実。一方、前走のコースがJRA、かつ前走の上がり3ハロンタイム順位が4位以下、かつ前走のレースがクイーンカップ以外だった馬は2019年以降[1-0-2-34](3着内率8.1%)と苦戦しています。
▼2025年05月03日(土) 京都11R ユニコーンステークス
【東京・中山のレースにおいて3着以内となった経験の有無別成績(2024年)】
●あり [1-1-1-3](3着内率50.0%)
●なし [0-0-0-10](3着内率0.0%)
→施行時期や施行コースが変更された2024年は、関東圏のレースで好走した実績のある馬が上位を占める結果に。同様の決着を警戒しておいた方が良いかもしれません。
▼2025年05月03日(土) 東京11R 京王杯スプリングカップ
【“前年以降の、JRAの、G1・G2のレース”において4着以内となった経験の有無別成績(2020年以降)】
●あり [4-4-3-15](3着内率42.3%)
●なし [1-1-2-45](3着内率8.2%)
→格の高いレースを主戦場としてきた馬が中心。なお、“前年以降の、JRAの、G1・G2のレース”において4着以内となった経験がなかったにもかかわらず3着以内となった4頭は、いずれも前走の上がり3ハロンタイム順位が3位以内でした。
▼2025年05月04日(日) 東京10R ブリリアントステークス
【出走数別成績(2020年以降)】
●16戦以内 [2-5-4-14](3着内率44.0%)
●17戦以上 [3-0-1-51](3着内率7.3%)
→キャリアの浅い馬を重視した方が良さそう。特別登録を行った馬のうち、出走数が16戦以内なのは、
アッシュルバニパル・
サクラトップリアル・
サトノエピック・
ディープリボーン・
ピュアキアン・
ブリッツファング・
ルクスフロンティア・
レヴォントゥレットの8頭です。
▼2025年05月04日(日) 新潟11R 越後ステークス
【前走の着順ならびに前走の1位入線馬とのタイム差別成績(2023年以降)】
●着順が1着、もしくは1位入線馬とのタイム差が0.7秒以内 [2-2-2-10](3着内率37.5%)
●着順が2着以下、かつ1位入線馬とのタイム差が0.8秒以上 [0-0-0-10](3着内率0.0%)
→大敗直後の馬は不振。直近のパフォーマンスを素直に評価するべきでしょう。
▼2025年05月04日(日) 東京11R プリンシパルステークス
【馬番別成績(2019年以降)】
●1~6番 [4-6-4-22](3着内率38.9%)
●7~18番 [2-0-2-34](3着内率10.5%)
→近年は内枠有利。馬番が7~18番、かつ“同年の、JRAの、重賞のレース”において7着以内となった経験がない馬は2019年以降[0-0-1-30](3着内率3.2%)でしたから、疑ってかかるべきだと思います。
▼2025年05月04日(日) 京都11R 天皇賞(春)
【前走のコースが国内だった馬の、前走の4コーナー通過順別成績(2019年以降)】
●6番手以内 [6-6-5-43](3着内率28.3%)
●7番手以下 [0-0-0-35](3着内率0.0%)
→前走の4コーナーを7番手以下で通過した馬は3着以内なし。末脚を活かす競馬しかできないタイプは強調できません。
次回、【伊吹雅也のピックアップ競馬データ】特選重賞データ分析編は5/4公開予定です。