週末の注目レースを
伊吹雅也プロが「1点」の傾向に注目して分析する連載。特別登録を基に各レースを予習する際の参考資料としてご活用下さい。今週のターゲットは、吾妻小
富士S・阪神牝馬S・
ニュージーランドT・忘れな草賞・大阪-ハンブルクC・福島民報杯・春雷S・
桜花賞の8レースです。
▼2025年04月12日(土) 福島11R 吾妻小富士S
【馬番別成績(2022年以降)】
●1~3番 [0-0-0-9](3着内率0.0%)
●4~10番 [2-3-3-13](3着内率38.1%)
●11~15番 [1-0-0-14](3着内率6.7%)
→枠順が明暗を分けそう。内外極端な枠に入った馬は過信禁物と見るべきでしょう。
▼2025年04月12日(土) 阪神11R サンケイスポーツ杯 阪神牝馬ステークス
【出走数別成績(2021年以降)】
●11戦以内 [3-4-3-10](3着内率50.0%)
●12戦以上 [1-0-1-24](3着内率7.7%)
→キャリアの浅い馬が中心。出走数が12戦以上の馬は強調できません。
▼2025年04月12日(土) 中山11R ニュージーランドトロフィー
【“前年10月以降の、JRAの、オープンクラスのレース”において3着以内となった経験の有無別成績(2016年以降)】
●あり [5-8-3-27](3着内率37.2%)
●なし [4-1-6-82](3着内率11.8%)
→昨秋以降の戦績や枠順がポイント。“前年10月以降の、JRAの、オープンクラスのレース”において3着以内となった経験がない、かつ枠番が4~8枠の馬は2016年以降[1-1-0-56](3着内率3.4%)でした。
▼2025年04月13日(日) 阪神09R 忘れな草賞
【前走の馬体重別成績(2021年以降)】
●440kg未満 [0-0-0-13](3着内率0.0%)
●440kg以上 [4-4-4-12](3着内率50.0%)
→近年は小柄な馬が不振。また、馬番が1~3番の馬も2021年以降[0-1-0-11](3着内率8.3%)と期待を裏切りがちです。
▼2025年04月13日(日) 阪神10R 大阪-ハンブルクカップ
【父も母の父も
ディープインパクト系以外の種牡馬だった馬の、“前年以降の、JRAの、2500m未満の、G1・G2のレース”において7着以内となった経験の有無別成績(2021年以降)】
●あり [2-1-0-2](3着内率60.0%)
●なし [0-1-0-29](3着内率3.3%)
→父か母の父に
ディープインパクト系種牡馬を持つ馬は2021年以降[2-2-4-8](3着内率50.0%)と堅実。一方、父も母の父も
ディープインパクト系種牡馬でない馬のうち、2400m以下のG1やG2で健闘した実績のない馬は苦戦しています。
▼2025年04月13日(日) 福島11R 福島民報杯
【前走の4コーナー通過順別成績(2021年以降)】
●1番手 [0-0-0-8](3着内率0.0%)
●2~10番手 [4-4-3-26](3着内率29.7%)
●11番手以下 [0-0-1-16](3着内率5.9%)
→脚質に注目したい一戦。極端な競馬をした直後の馬は疑ってかかるべきでしょう。
▼2025年04月13日(日) 中山11R 春雷ステークス
【血統別成績(2020年以降)】
●父がサンデーサイレンス系種牡馬 [1-0-1-32](3着内率5.9%)
●父がサンデーサイレンス系以外の種牡馬 [4-5-4-33](3着内率28.3%)
→父にサンデーサイレンス系以外の種牡馬を持つ馬が優勢。なお、馬齢が7歳以上の馬は2020年以降[0-0-0-24](3着内率0.0%)と上位に食い込めていません。
▼2025年04月13日(日) 阪神11R 桜花賞
【前走のレース別成績(2018年以降)】
●
フィリーズレビュー [0-0-1-29](3着内率3.3%)
●アネモネステークス [0-0-0-13](3着内率0.0%)
●アネモネステークス・
フィリーズレビュー以外 [7-7-6-62](3着内率24.4%)
→トライアル競走を経由してきた馬の扱いに注意したいところ。ちなみに、前走のレースが
チューリップ賞だった馬も2018年以降[0-5-3-23](3着内率25.8%)と勝ち切れていませんでした。
次回、【伊吹雅也のピックアップ競馬データ】特選重賞データ分析編は4/13公開予定です。