週末の注目レースを
伊吹雅也プロが「1点」の傾向に注目して分析する連載。特別登録を基に各レースを予習する際の参考資料としてご活用下さい。今週のターゲットは、フィリーズR・
中山牝馬S・総武S・大阪城S・弥生賞の5レースです。
▼2025年03月08日(土) 阪神11R 報知杯 フィリーズレビュー
【馬番別成績(2020年以降)】
●1~9番 [4-4-4-33](3着内率26.7%)
●10~18番 [1-1-1-35](3着内率7.9%)
→枠順が明暗を分けそう。馬番が10~18番、かつ前走のコースがJRA、かつ前走の上がり3ハロンタイム順位が3位以下だった馬は2020年以降[0-1-0-29](3着内率3.3%)なので、過信禁物と見るべきでしょう。
▼2025年03月08日(土) 中山11R ローレル競馬場賞 中山牝馬ステークス
【前走の馬体重別成績(2020年以降)】
●460kg未満 [1-0-0-19](3着内率5.0%)
●460kg以上 [4-5-5-44](3着内率24.1%)
→小柄な馬は割り引きが必要。また、出走数が20戦以上の馬も2020年以降[0-0-0-21](3着内率0.0%)と上位に食い込めていません。
▼2025年03月09日(日) 中山10R 総武ステークス
【前走の4コーナー通過順別成績(2022年以降)】
●6番手以内 [3-3-3-15](3着内率37.5%)
●7番手以下 [0-0-0-21](3着内率0.0%)
→脚質がポイント。先行力が低い馬は疑ってかかるべきだと思います。
▼2025年03月09日(日) 阪神11R 大阪城ステークス
【前走の着順ならびに前走の1位入線馬とのタイム差別成績(2020年以降)】
●着順が1着、もしくは1位入線馬とのタイム差が0.5秒以内 [3-3-3-15](3着内率37.5%)
●着順が2着以下、かつ1位入線馬とのタイム差が0.6秒以上 [2-2-2-45](3着内率11.8%)
→前走好走馬は比較的堅実。一方、前走の着順が2着以下、かつ前走の1位入線馬とのタイム差が0.6秒以上だったにもかかわらず3着以内となった6頭のうち4頭は、前走の条件が重賞、かつ前走のコースが中央場所でした。
▼2025年03月09日(日) 中山11R 報知杯 弥生賞 ディープインパクト記念
【前走のコースが中山芝2000m内以外だった馬の、血統別成績(2020年以降)】
●父がノーザンダンサー系種牡馬 [1-1-1-2](3着内率60.0%)
●父がノーザンダンサー系以外の種牡馬 [0-1-0-21](3着内率4.5%)
→当レースと相性が良いノーザンダンサー系種牡馬の産駒を除くと、今回と異なるコースのレースをステップに臨む馬は不振。該当馬は評価を下げるべきでしょう。
次回、【伊吹雅也のピックアップ競馬データ】特選重賞データ分析編は3/9公開予定です。
