週末の注目レースを
伊吹雅也プロが「1点」の傾向に注目して分析する連載。特別登録を基に各レースを予習する際の参考資料としてご活用下さい。今週のターゲットは、
阪急杯・
ダイヤモンドS・ヒヤシンスS・
マーガレットS・
小倉大賞典・大和S・
フェブラリーSの7レースです。
▼2025年02月22日(土) 京都11R 阪急杯
【出走数別成績(2020年以降)】
●21戦以内 [5-5-5-37](3着内率28.8%)
●22戦以上 [0-0-0-30](3着内率0.0%)
→キャリアが豊富過ぎる馬は過信禁物。また、前走の距離が1200m以下、かつ“前年以降の、京都・阪神の、1400mのレース”において1着となった経験がない馬も2020年以降[0-0-0-27](3着内率0.0%)と上位に食い込めていません。
▼2025年02月22日(土) 東京11R ダイヤモンドステークス
【調教師の所属別成績(2020年以降)】
●美浦 [2-4-5-23](3着内率32.4%)
●栗東 [3-1-0-34](3着内率10.5%)
→関東馬は比較的堅実。一方、調教師の所属が栗東、かつ馬齢が5歳以上の馬は2020年以降[1-0-0-29](3着内率3.3%)と苦戦していました。
▼2025年02月23日(日) 東京09R ヒヤシンスステークス
【“JRAの、左回りの、1勝クラス以上のレース”において1着となった経験の有無別成績(2019年以降)】
●あり [4-2-2-8](3着内率50.0%)
●なし [2-4-4-49](3着内率16.9%)
→左回りのレースにおける実績がポイント。なお、“JRAの、左回りの、1勝クラス以上のレース”において1着となった経験がない、かつ調教師の所属が栗東の馬は2019年以降[0-1-2-35](3着内率7.9%)だったので、評価を下げるべきでしょう。
▼2025年02月23日(日) 京都10R マーガレットステークス
【前走との間隔別成績(2020年以降)】
●中2週以内 [0-1-0-12](3着内率7.7%)
●中3~11週 [5-4-5-24](3着内率36.8%)
●中12週以上 [0-0-0-5](3着内率0.0%)
→臨戦過程に注目したい一戦。前走との間隔が詰まっている馬、休養明けの馬は割り引きが必要です。
▼2025年02月23日(日) 小倉11R 小倉大賞典
【前走の距離ならびに前走の出走頭数別成績(2021年以降)】
●距離が1600m超、かつ出走頭数が12頭以上 [4-4-3-32](3着内率25.6%)
●距離が1600m以下、もしくは出走頭数が11頭以下 [0-0-1-19](3着内率5.0%)
→こちらも臨戦過程が明暗を分けそう。1マイル以下のレースや少頭数のレースをステップに臨む馬は、疑ってかかるべきだと思います。
▼2025年02月23日(日) 京都11R 大和ステークス
【前走の着順別成績(2022年以降)】
●7着以内 [3-3-3-16](3着内率36.0%)
●8着以下 [0-0-0-20](3着内率0.0%)
→近年は前走好走馬が優勢。大敗直後の馬は強調できません。
▼2025年02月23日(日) 東京11R フェブラリーステークス
【前走の着順別成績(2020年以降)】
●父がサンデーサイレンス系種牡馬 [0-2-1-21](3着内率12.5%)
●父がエーピーインディ系種牡馬 [0-0-1-14](3着内率6.7%)
●父がエーピーインディ系・サンデーサイレンス系以外の種牡馬 [5-3-3-30](3着内率26.8%)
→出走予定馬の血統をひと通りチェックしておきたいところ。ちなみに、父がエーピーインディ系種牡馬・サンデーサイレンス系種牡馬、かつ前走の距離が1800m以下だった馬は2020年以降[0-0-1-25](3着内率3.8%)でした。
次回、【伊吹雅也のピックアップ競馬データ】特選重賞データ分析編は2/23公開予定です。