土曜日の京都ダートのレース結果をもとに、馬場のバイアスなどを考察していきます。予想の際にお役立てください。
前日からの雨を受けて、土曜日のダートコースは不良(JRA発表)でスタート。開催中も雨は降り続き、8R・3歳以上1勝クラスは、強い雨の影響により競走自体が取りやめに。9R以降は実施されたものの、かなり水が浮いた状態での施行となった。
土曜日施行のダート競走6鞍における勝ち馬の最終4角通過順は、1、1、5、2、5、4番手。1~3着馬18頭中15頭が4角を5番手以内で通過しており、10番手以下通過馬の馬券(3着以内)絡みは2着1回のみ。直線一気を図る追い込み型にとっては厳しい馬場状態だったようだ。
ただし、先行力だけで押し切るのは至難の業。実際、上がり3Fタイム1~2位馬は【6.3.2.3】の好成績。1~3着全馬が同5位以内でフィニッシュしている。機動力(追走力)とスピード持続力の双方を兼ね備えた、総合力を求められるコンディションと考えたほうがいいだろう。
枠順については、内~中が優勢。7~8枠からの勝利はゼロとなっている。馬番に置き換えると、1着馬6頭はいずれも1桁馬番。2桁馬番で馬券に絡んだ馬は、新馬戦の2着1頭のみ。大きい枠順・馬番を引いた馬たちは、ロスの多い立ち回りを強いられるせいか、苦戦を余儀なくされていた。
日曜日の開催中は晴れ間が多くなる見通し(3日7時の時点)。だが、前日の雨の影響により、ある程度の水分を含んだ状況は続きそう。いずれにせよ、脚抜きのいい馬場状態の基本傾向に変わりはないはずだ。よって前日に引き続き、1桁馬番を引いた馬のなかから、機動力&持続力を兼備した馬を選ぶのが得策ではないか。
線引きには悩ましいものがあるが、ここは脚抜きのいいコンディションを踏まえて、持ちタイム上位の馬に注目。そのなかでも、今回と同距離の1800m戦(芝・ダート不問)において、1分50秒0未満のタイムで好走(3着以内)経験を持つ馬を重視したい。
今回のみやこSの出走メンバーで、要点(1桁馬番+過去実績)をクリアしているのは、①
プロミストウォリア、③
ドゥラエレーデ、⑧
オメガギネス。従って当欄では、これら3頭を連軸候補として推奨する。
【馬場予想からの注目馬】
①プロミストウォリア ③ドゥラエレーデ ⑧オメガギネス