当企画のコンセプトにつきましては、
コチラにてご確認ください。今週も“勝ち逃げ馬券師”新良武志氏に、注目の乗り替わりをピックアップしてもらいます。
※データは2020年以降の結果をもとに集計
編集部(以下、編) 新良さん、先週はお見事でした。土日それぞれ、人気妙味のある1着馬を指名して、単勝回収率は348.8%!
新良(以下、新) 初富士Sの
スルーセブンシーズ(単勝6.2倍の2番人気)は会心のヒットでしたが、西尾特別の
エイカイステラ(単勝21.7倍の5番人気)はさらにその上をいきましたね。
編 単勝20倍以上を的中させるのは、簡単なことではありません。さすがです。
新 ありがとうございます。できればこういう的中をコンスタントにお届けしたいですね。
編 期待しております。今週もバシッと決めちゃってください。
新 そうできるように全力を尽くします。
編 今週の土曜日も重賞はありませんので、各場メインのいずれかがターゲットになりますかね?
新 はい。東京の白富士Sに注目します。
編 今週開幕する今年初の東京開催のメインですね。狙い目を教えてください。
新
吉田隼人騎手から
武豊騎手に乗り替わる①
ドーブネを狙います。
編 この馬にはデビュー以来、吉田隼騎手と
武豊騎手しか騎乗していませんね。主戦2人態勢といいますか……。
新 そうなんです。しかも、これまで4勝を挙げていて、両者が2勝ずつ分けあっているんですよ。
編 なんだか、乗り替わりであって乗り替わりでないような(笑)。
新 主戦同士ですからね。通常、前走で勝っている騎手が継続騎乗しないと不安になるものですが、
ドーブネの両騎手に関してはまったく気にする必要がないでしょう。
編 そうですね。とても心強いです。
新
武豊騎手の東京芝2000mの勝率は9.1%。これは水準レベルですが、複勝率50.0%という高い数字をマークしています。安定感はバツグンです。
編 騎乗したレースで半分馬券になっているというのはすごいですね。
新 人気を問わずの成績なので、やはりと言いますか、複勝回収率は115%に達しています。今回のメンバー中、ただ1人の100%超え。まさに、
武豊ここにありです。
編
ドーブネにとっては本当に頼もしい相棒ですね。
新 馬も条件的には悪くありませんよ。全4勝のうち、逃げて2勝。前走も先行して33秒台の上がりを繰り出して勝利しました。開幕週の馬場は大歓迎でしょう。
編 しかも、1枠1番の絶好枠を引きました。
新 東京の二千でこの枠を引けたのは大きいですね。鞍上もこの馬のことをよくわかっていますから、選択する戦法はおそらくひとつしかないと。
編 好スタートからの先行策。それしかなさそうですね。
新 絶妙なペース配分で逃げて、後続を完封するレースは
武豊騎手の真骨頂ですからね。今回もその“必殺技”を披露してもらいたいです。
編 頼れるレジェンドならやってくれるでしょう。
新 人気サイドですし、しっかりアタマを獲ってくれることに期待しましょう!
★その他の注目乗り替わり★
小倉9R ②
レヴォリオ(ムルザバエフ→
西村淳也)
中京9R ④
カルロヴェローチェ(ルメール→
福永祐一)
小倉12R ⑨
トーホウジュナール(
荻野極→
角田大河)
【プロフィール】
新良武志(しんら・たけし)
かつてはどこにでもいる競馬ファンの1人だったが、データベースソフト【TARGET】との出合いを経て、眠っていた馬券師としての素質が開花。騎手・種牡馬にウマニティU指数を組み合わせた独自のデータ活用術を考案し、常勝スタイルを確立させる。2015年秋にメディアデビュー。雑誌、WEBを中心に精力的に予想家活動を行っている。著書に『毎日コツコツ勝ち逃げリーマン馬券術』(ベストセラーズ)、『ジョッキー未来予測2019』(秀和システム)。