初めてダート戦を走る馬の取捨選択は、予想する上で重要なファクターのひとつです。当欄では、1/15(日)の出走馬たちの中から初ダートとなる馬をピックアップしています。ぜひ馬券検討にお役立てください。
【1月15日(日)中山】
1R 3歳未勝利 ダ1200m
⑥
トリニティテソーロ ⑧
ノーブルリスト ⑯
キャッチザロマンス
2R 3歳未勝利 ダ1800m
⑩
マンマリアーレ ⑯
ホープアイランド
3R 3歳未勝利 ダ1800m
③
ダオラダオラ ⑤
シンボリタイプ ⑨
アースジェイソンテ
10R ジャニュアリーステークス ダ1200m
⑪
アヌラーダプラ
2Rに出走する⑩
マンマリアーレはなかなか見込みがありそう。父親は芝寄りの
ゴールドシップだが、母方は完全なる米血で伯父に名種牡馬タピットがいる血筋。故にここにきてのダート替わりは悪くないだろうし、芝でのキレ味不足を補えそうなのは良いはずだ。相手関係からしても持ち時計の面で抜けた馬はいないメンツ。馬場適性と立ち回り次第にはなるが、ここはチャンスかも知れない。
【1月15日(日)中京】
1R 3歳未勝利 ダ1900m
①
ダノンプレジャー
2R 3歳未勝利 ダ1400m
③
ヒビキ
7R 4歳以上1勝クラス ダ1400m
⑦
サトノルフィアン
2Rの③
ヒビキは血統表の字面はヨーロピアンで芝向きという印象があるが、全兄の
スカリーワグが現時点でダートを主戦場としていることを考えると、この馬もある程度のダート適性が見込めるか。キレ味に乏しいタイプの
ドゥラメンテ産駒だし、中京ダートは悪くないかも知れない。今回はまずまずのメンバーだが、ポテンシャルという意味で飛び抜けて高い馬はいない印象。鞍上にイーガン騎手を据えたのも悪い方向には働かないはずで、スタートからスムーズに競馬できるようならば面白いだろう。
【1月15日(日)小倉】
1R 3歳未勝利 ダ1700m
④
リーフカレント ⑤
ラプンタ ⑥
トゥルブレンツ ⑦
テイケイヴィーノ ⑧
ミッキーマカロン ⑩
クルチェット ⑪
パラディ ⑬
シュテルンロット ⑭
ポピュラーダンサー
11R 門司ステークス ダ1700m
⑭
ソリタリオ
初ダートの馬が大挙して出走する1Rだが、その中でも⑪
パラディに妙味を感じる。
ロードカナロア×
ダイワメジャー牝馬という配合の額面だけ見るとマイル以下が良さそうに思えるが、ヴァージニーのラインは母ブリュネットを含めて長めの距離に適性を示す馬が多く、小倉千七は守備範囲内のはず。ダート適性もある程度計算できる血筋であり、東京千六や阪神千六より条件は好転した。今回は能力を計算しづらい馬が多いため力関係に関しては不透明だが、すんなり好位以上を確保できるようならば楽しめるだろう。
(文:古橋うなぎ)
