田口啄麻
シムーン
スガダイ
蒼馬久一郎
1月7日の中山9R・黒竹賞(3歳1勝クラス、ダート1800メートル)は、1番人気で木幡巧也騎手とコンビを組んだミトノオー(牡、美浦・牧光二厩舎)が逃げてそのまま押し切り完勝。オープン入りを決めた。タイムは1分53秒3(良)。3馬身1/2差の2着は好位から伸びたタイセイマンボ(3番人気)。さらに3馬身差の3着には後方から長く脚を使ったオメガタキシード(6番人気)が入った。レースは人気のミトノオーがスムーズにハナに立ち、外からグランヒマラヤが2番手へ。タイセイマンボ、シェットランドが3番手を併走し、やや離れてアントニオヒロキ、ナチュラルハイが続いた。ミトノオーは軽快なラップを刻み、グランヒマラヤを振り切って逃げ込みを図る。じりじり伸びるタイセイマンボが2番手に上がったものの、ミトノオーは危なげなく押し切ってV。休み明けのオキザリス賞では不利もあって11着と大敗していたが、ひと叩きされたここは力の違いを示した。◆木幡巧也騎手(1着 ミトノオー)「強かったですね。前走(11着)は不利を受けたのもあるけど、キックバックを嫌がっていた。今回は外枠だったし、スタートを決めたら(ハナに)行ってもいいと思っていた。馬のリズムで走らせたので淡々としたペースだったけど、最後まで止まらなかったですね。結果的にいい逃げでした。ゆくゆくは砂をかぶせて慣らしたいけど、力が通用するうちは王道の競馬をしてもいいかな。調教に乗って良くなっていると感じていたし、これからが楽しみです」ミトノオーは、父ロゴタイプ、母シダクティヴリー、母の父Thunder Gulchという血統。通算成績は3戦2勝となった。