くりーく
伊吹雅也
世紀末覇者 券王
12月17日の中京9R・中京2歳ステークス(2歳オープン、芝1200メートル)は、1番人気で幸英明騎手のビッグシーザー(牡、栗東・西園正都厩舎)が好位追走から楽々と差し切ってV。未勝利戦-福島2歳Sに続いて3連勝を飾った。タイムは1分8秒0(良)。1馬身1/2差の2着は逃げたトレンディスター(5番人気)。さらに2馬身1/2差の3着には末脚を伸ばしたミルトクレイモー(2番人気)が入った。レースは内から好スタートを決めたトレンディスターがハナに立ち、スムースベルベットがやや離れた2番手。人気を集めたビッグシーザーは外の3番手からレースを進めた。4番手以降は少し間をあけて団子状態。トレンディスターが快調に逃げたが、ビッグシーザーは直線に入って馬場の3~4分どころに持ち出すと、余裕たっぷりの手応えからあっさりとトレンディスターを差し切り、完勝劇を演じた。◆幸英明騎手(1着 ビッグシーザー)「強かったです。本当に楽な競馬でした。いい時計も出ていましたし、最後は追っていないですからね。見せムチだけであれだけの競馬をしてくれたので。折り合いはつく馬なので、距離は長くなってもいいかもしれません。まだ緩さもあるので、伸びしろはあるので今後が楽しみです」※調教師は不在で、次走は未定。中京2歳Sを制したビッグシーザーは、父ビッグアーサー、母アンナペレンナ、母の父Tale of Ekatiという血統。通算成績は5戦3勝となった。