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7月3日に始まった函館競馬は今週がラストウイークで、日曜メインにエルムS(8日、GIII、ダ1700メートル)が組まれている。東京五輪の関係で2013年以来、8年ぶりに函館での開催となり、秋競馬を見据えたダートの猛者たちが出走する。 スワーヴアラミス(栗東・須貝尚介厩舎、牡6歳)は前走のマリーンSをハナ差で制して通算7勝目をマーク。2走前の大沼Sは59キロを背負って2着に入るなど、今夏は調子の良さが目立つ。ダート1700メートルも【2・1・1・0】と全て馬券圏内を確保。前走よりも1・5キロ軽い56キロで出走できるのも好材料で、昨春のマーチSに次ぐ重賞2勝目を挙げる可能性は十分ある。 アメリカンシード(栗東・藤岡健一厩舎、牡4歳)はダートに転向してから【3・1・0・1】という好成績を残している。唯一の着外だった2走前のマーチS14着は道中で落鉄があって参考外。今回は平安S2着以来で2カ月半ぶりになるが、状態に問題はなさそう。先行して自分の形にも持ち込めればしぶとい。 ウェスタールンド(栗東・佐々木晶三厩舎、セン9歳)は2018年チャンピオンズC2着、2走前の20年東京大賞典3着とGIでも好勝負をしている。休み明けだった前走のプロキオンSは7着に終わったが、変わり身が期待できる。 ソリストサンダー(栗東・高柳大輔厩舎、牡6歳)は前走の交流GIかしわ記念でカジノフォンテンと接戦を演じてハナ差の2着と高い能力をアピール。函館ダート1700メートルは昨夏の駒場特別(2勝クラス)でV実績があり、この1年での成長ぶりが著しい。3カ月ぶりだが、調整は順調に進んでいる。 オメガレインボー(栗東・安田翔伍厩舎、牡5歳)はマリーンSでスワーヴアラミスの2着。2走前にはアハルテケSを勝ち、オープンでも通用する力を見せている。引き続き上位争いが可能だ。 昨年の覇者タイムフライヤー(栗東・橋口慎介厩舎、牡6歳)は1番人気だった前走のマリーンS(12着)が負けすぎだが、当時は久々の影響があったかもしれない。この中間は良化気配なので巻き返しが注目される。 ダンツキャッスル(栗東・谷潔厩舎、牡5歳)は今夏、大沼Sを勝ち、前走のマリーンSでも3着と安定。5走前の伊丹S(2着)から装着したブリンカーの効果も大きく、最後まで我慢強く走ることをマスターした。今の充実ぶりならここでもチャンスがある。 他にも2走前にマーチSを勝ったレピアーウィット(美浦・堀宣行厩舎、牡6歳)、1700メートルはやや短いが、一昨年のシリウスS、昨年の名古屋大賞典と重賞2勝のロードゴラッソ(栗東・藤岡健一厩舎、牡6歳)、一昨年のみやこS勝ちのヴェンジェンス(栗東・大根田裕之厩舎、牡8歳)、プロキオンS2着のトップウイナー(栗東・鈴木孝志厩舎、牡5歳)なども争覇圏内だ。★エルムSの特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載