11月18日の東京11Rで行われた第22回
東京スポーツ杯2歳ステークス(2歳オープン、GIII、芝1800メートル、馬齢、7頭立て、1着賞金=3300万円)は、
福永祐一騎手騎乗の1番人気
ワグネリアン(牡、栗東・
友道康夫厩舎)が、7月の中京の新馬戦、9月の阪神の野路菊S・オープンに続く無傷の3連勝で重賞初制覇。タイムは1分46秒6(良)。
最内枠から思い切り良く
コスモイグナーツがハナを切る。前と後ろが分断する流れを、
ワグネリアンは後方の組の後ろから3頭目を追走。4コーナーでグッと差を詰めて、直線は馬場の真ん中を一気に伸びて後続の追撃を振り切った。上がり3ハロン34秒6はメンバー中最速。
モーリスの全弟
ルーカス(2着、2番人気)との着差は3馬身差。2強ではなく、
ワグネリアンの1強だった。
東京スポーツ杯2歳ステークスを勝った
ワグネリアンは、父
ディープインパクト、母ミスアンコール、母の父
キングカメハメハという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は(株)金子真人HD。通算成績は3戦3勝。重賞初制覇。東スポ杯2歳Sは、
友道康夫調教師は初優勝、
福永祐一騎手は1997年
キングヘイロー、2001年
アドマイヤマックス、2005年
フサイチリシャールに次いで4勝目。
◆
福永祐一騎手(1着
ワグネリアン)「思ったよりも流れていたので、前をつかまえられる感じはありました。直線もしっかり伸びてくれました。後ろから1頭来るかなと思いましたが、最後はある程度リードしていましたからね。ここまで3戦3勝ですし、今の2歳馬では最有力候補だと思います。テンションが高めで、道中の行きっぷりもだんだん良くなってきているので。これから距離を延ばしていくうえでの課題はその辺かなと思います。クラシックに出られる賞金は獲得できたと思うので、これから一歩ずつ着実に進歩していって、頂点に近づけたらと思います」
★18日東京11R「
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